8　いざ、武術大会　　

　「………………はぁ」

　アリシアは、サライが飛んで行った方角の空を見、何回目かのため息をついた。

　そんな妹の頭にクライスはポスンと手を置く。

　「サライ、まだ帰っては来ないよ。アレクさんたちと別れてから随分経っているから、サライがいくら飛ぶのが速くたって、見つけて、話して、占って貰って、戻ってくるまで、まだまだかかると思う。」

　「……でも。」

　クライスは、いつもは自分より余程しっかりしている妹が肩を落としているのを見、ことさら明るく大声をあげる。

　「大丈夫だって！サライも言ってたろ。方向音痴じゃないって。大丈夫、大丈夫！」

　すると、傍らに居たメイシアは、難しい顔をして王子を見つめた。

　「…………王子、すべての事柄が思うとおりに進むとは限りません。」

　「ええっ？メイシアも、サライが迷っちゃうとか考えているの？」

　「……それはありません。サライ殿は、王子とは違い、知識豊富で思慮深い方ですから。私が言っているのはそういうことではないのです。」

　へ？と間の抜けた声を出し、王子は自分のそば仕えの蒼い瞳を、答えを探すかのように覗き込む。

　なんなのさ、と、問う王子に、女性騎士は首を振る。

　「いえ、私も心配性なのかもしれません。杞憂で終わればそれでよいのです。……とにかく待ちましょう。サライ殿が帰ってきたとき、すぐにお話ができるように。」





　メイシアの心配は“杞憂”で終わってくれなかった。サライが戻ってきたのは、アリシアだけでなく、クライスもメイシアもじりじりしはじめてからしばらく経った頃で、しかも、戻ってきたサライは右の羽と、左の腕を遠くからでもわかるほどに酷く怪我していた。アリシアが駆け寄り、すぐに治癒の呪文を唱える。―――鋭い細い刃物が切り付けたような傷は深かったが、手当てはしてある。おそらくは精霊の力を借りた回復魔法、アルマが治してくれたのだろうとアリシアは考える。

　「空を飛んでいるときに魔物が出たの？」

　身を乗り出して訊くクライスに、サライは首を横に振ってみせ、傷つきましたが、もう大丈夫です。アルマさんが癒して下さったので、と答えた。

　ああ、やっぱりアルマさんが助けてくれたのだ、とアリシアは頷く。…………でも、魔物にやられたのでなければ、いったい何が？

　「魔物じゃなけりゃ、何があったのさ？」

　アリシアの代わりをするかのように、クライスが尋ねる。が、サライは、それには答えず、エリシアの行方について、アルマの占いの結果を説明した。

　「アルマさんに水晶玉で占っていただいたのですが、エリシアさんの行方そのものはわかりませんでした。……アルマさんはエリシアさんに会ったことがないのですから、確かにそれは困難だったのでしょう。ですが、大きな魔力と邪悪な気配の気配を占いは教えてくれました。…………その場所はエンドール。……今はまだ平穏ですが、水晶玉はエンドールの未来に暗雲が立ち込めるのを察知しました。」

　「……武術大会……」

　呟いたメイシアに、サライは頷く。

　「ええ、私もそう思います。…………諸国から腕自慢を集めた武術大会…………国をあげての一大イベント。そこで、あの天空人達は、エリシアさんを使って何か起こそうとしているのでしょう…………そして、占いはまた告げました。その暗雲の中に、八つの小さな光が見えることを……そして、アルマさんはいいました。その光のうち、６個はもうわかっている、と。アルマさんとアレクさん。そして、私達４人。」

　四人は顔を見合わせる。嘗て、「八勇士」はモンバーバラの占い師ミネアの占いで、導かれ、旅の仲間として魔王を倒したという。今、また、８人の仲間が水晶玉に導かれ、悪しき者に立ち向かうことになったのだ。双子は神妙な顔をし、二人で頷きあい、メイシアは、剣の柄を強く握った。

　「既にお二人は、エンドールに向かって街道を歩いています。私達もこれからここを出発し、エンドールを目指しましょう。私達の方が早く到着するでしょうから、街で情報を整え、エンドール王にも、サントハイムにも危機の可能性を伝え、二人を待つのです。私が街道を進むお二人との連絡役をすることになっています。」

　「…………わかった。…………サライ、さっきからはぐらかしてるけど……その怪我、魔物でなければどうしたのさ。旅人が怖がって弓を射たわけじゃないよ、だって、それは弓傷じゃないもの。どうしたの……？サライが話してくれないと、同じようなことがまた起きそうになったとき、僕もサライをどうやって守ればいいのかわからないよ。」

　サライは無言でメイシアを見る。メイシアはすべてをわかっているらしく頷いた。頷いて、何故か、アリシアの肩を抱き寄せた。

　「私は、急いでアレクさんたちのもとへと飛びました。お二人は平原を横断する街道を西に歩いており、遠くからでも見つけるのは簡単でした。そして、私は、二人と一刻も早くお話ししようとしていたため、アルマさんの持っている力がどういったものなのかを忘れてしまっていたのです。……彼女は回復の精霊魔法だけでなく攻撃魔法も使えたのです。私はお二人の頭上に、翼をはためかせながら、浮かび、声をかけました。すると……アルマさんは私に気付き、悲鳴をあげ、………………空気の精霊に命じてかまいたちの精霊魔法を私に向かって放ったのです。」

　双子は息を呑む。

　「一度目で右の翼、二度目で腕が傷つき、私は己のことを恥じました。お二人にわからないようにずっと遠くで着地し、魔法で翼を隠し、まずはゆっくり経緯を理解していただいてから、自分が魔族だということを告げるべきだったのです。」

　メイシアに肩を抱かれたまま、アリシアは首を振る。

　「サライさんは悪くないわ！姿形だけで判断して、攻撃してきたアルマさんが悪いのよ。だって、サライさんは何もしなかったのでしょう。少し離れたところ、空の上から呼びかけただけなのでしょう。」

　サライは微笑んだ。

　「魔族の翼を見、それを恐ろしいと思うのは、当然のことですよ。」

　「当然？どうして？何もしない人を傷つけるなんて、神様のみこころに反します！」

　「……神様は、自分を守るということもおっしゃっているのではないですか？」

　「でも！」

　サライはずっと微笑んでいる。

　「いいですか、アリシア。あなたの言っていることは正しいことです。……でも、そうですね、あなたが教会のシスターで、子供達を連れて町外れを歩いていたとき、見慣れない人が歩いてきたとします。大柄で、顔はお酒に酔ったように赤く、太い腕には一面に刺青をし、手には鉈を持ち、そこには血がべったりついている……そんな人が歩いてきても、あなたは普通に挨拶するでしょうか。そして、あなたは一人ではない。あなたの後ろには子供達もいます。もしもあなたに攻撃魔法が使えたら、その人が襲いかかってくる前に、魔法を使おうとはしないでしょうか。」

　「…………だって、その人は刺青なんかしていてお酒に酔っていて刃物を持って、血がそこについていたのでしょう？」

　「……顔が赤いのは、生まれつきかもしれません。刺青はその人の故郷の風習かもしれません。鉈に血がついていたのは、街の外で魔物に襲われていた人を救うためにたまたま持っていた鉈をふるったからかもしれません…………その人は優しい人なのかもしれません。でも、その人を見たら警戒するのが、あたりまえのことなのです。特に、自分の大切な人が傍にいるときには。…………魔族、というのは、どんなに恐ろしそうに見える人間より、ずっと忌むべき恐ろしい存在なのです。アリシア、あなたはもっとそこのところをわかっていなくてはいけません。」

　「…………サライさんは、そんな風に怪我までさせられたことを、あたりまえだというのですか。」

　「…………仕方のないことです。でもね、私は嬉しいのですよ。こんな私でも、魔族でも受け入れてくれる人たちがいることを知って。私が魔族でなかったら、そんな優しさを知ることはなかったかもしれない。アリシア、あなたも、クライス君も、メイシアも……アルマさんだって……アルマさんを責めてはいけませんよ。彼女も深く傷ついているのです。私が傷を受けた後、アルマさんの前にアレクさんが飛び出してきて、アルマさんの魔法をその体で受け止めてくれました。アルマさんはそこで我に返って、私と、アレクさんの傷を泣きじゃくりながら癒してくれたのです。エンドールで再会したときに、彼女を非難してはいけないんです。辛かったでしょう、とそういってあげなくては。」

　アリシアは、何をどういったらいいかわからなくなって、メイシアの胸に齧りついた。と、クライスが、むっとして大声を出す。

　「何が正しいとか、責める責めないとか、よくわかんないけど、誰かを怪我させたことは、責めなくちゃダメだと思う。で、謝って貰って、それを許して、で、仲直りすりゃいいんだ。サライは間違ってる。魔族だから怪我していい、怖がられていい、なんておかしいんだからな。」

　メイシアがアリシアを抱きとめているのとは逆の手で拳をつくり、ドン、と王子の背中を殴った。

　「ぐえ。……何だよぅ、今回は何もヘンなこと言ってないでしょ!?」

　「…………クライスはまっすぐすぎるんです……まっすぐすぎて涙が出そうです。」

　「……ええええええ？僕は僕のいうこと、間違ってないって自信持ってるんだけど。母上だったらわかってくれるって思うけど……」

　何時も通りの兄の言動は、アリシアの胸の中のもやもやしたものを少しだけだけれど鎮めてくれた。……自分ひとりではアルマに再会したとき、責めずにいられるとは思えないけれど、兄と、メイシアと、サライが傍に立っていてくれれば、冷静に話をすることができるかもしれない……そう……ずっと一緒に旅をしてきた自分だって、サライが魔族だとわかったときには、怖いと思ってしまったのだもの……一度会ったとはいえ、アルマさんはサライさんのことをよく知らなかったから……



　あ……



　一度会っていて話をしたことがあるアルマでも、恐怖にかられて反射的に魔法を撃ったのだ。……初対面だったら……？

　サライのいうことが正しいのならば、誰かがサライを守らなくてはならない。それが誰かはわからないけれど、この旅の間は、それは自分たちなのだ、とアリアシアは自分によく言い聞かせた。



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　「ひゃ〜！」

　エンドール城下町の門をくぐったクライスは奇声をあげた。この街には、父母と共に来たことはあるが、それは、窮屈な馬車に乗せられてのことであり、警備上の理由とかなんとかで、王城に続く裏道を使用し、街の様子を見るのははじめてのことだった。これがエンドールの街？サランとは全然違う。サランは城下町といっても、どこかのどかで、大通りでも人々が暢気に日向ぼっこしていたり、子供が遊んでいたり……しかし、ここは……人々でごった返し、大通りの真ん中で止まったが最後、すぐに荷車を牽いた馬に蹴散らされてしまいそうだった。

　「あ、アレはなんだろう、あの大きな建物！」

　「お兄様、看板が出ているでしょう？読めばわかるわ。カジノ……賭博場だわ。あんなところに入るのはいけないことよ。」

　「カジノのそばにいる女の人たちはどうしたんだろう。なんだか薄着で寒そうだよ。ねえ、メイシア。寒そうだよねえ。」

　いろいろな所に使いに出されたり、同僚(無論男性ばかりだ)の罪の無い下世話な話を聞いて身につけてしまった知識から、それが俗にいう“パフパフ娘”だと知っているメイシアは顔をさっと赤くする。

　「ねえ、メイシア、寒そうだけれど、キラキラひらひらした服で、お金はありそうなのに……そんなに寒くないのかな。」

　「…………そうですね、不思議ですね。」

　魔法で翼を消して歩いているサライも呟く。

　メイシアは綺麗な金髪を掻き毟る。魔法知識の習得に全てを捧げているサライは、こういうことには全くといっていいほど疎いらしい。と、自分達をじっと見ているサライに気付いた一人の女が近寄ってきた。

　「お兄さん、どうしたのぉ、あたしをじっと見たりして……」

　「いや、寒くないのか、と思いまして。」

　「ふふ、お兄さんがあっためてくれたら嬉しいわぁ」


　あっためる？⇒どうやって？⇒炎魔法？⇒それはなんでも熱すぎるだろう……？


　とサライがわけのわからないことを考えていると、メイシアが手を握ってその場からひっぱっていった。なんだ、女連れかい、だったら、こっちを見るんじゃないよ、と女に毒づかれ、サライはやっぱりなにもわからなくて頭を掻く。

　「いいですか、武術大会の受け付けに到着するまで、三人とも私から決して離れないこと。いくら珍しいものがあってもそれに見とれてはいけません。クライス、そして、サライさん、あなたもです。」

　わたしもですか、確かに、珍しいものが露店にあったら、非常に危ないですね、とサライは真面目に頷き、アリシアは笑った。


　武術大会は、城下町の奥、王城に程近い場所で行われる。そこにはテント村ができ、街の宿屋が溢れてしまい宿泊できない人々が寝泊りしていた。殆どが武術大会を目当てとしていたが、そうでないものもいる。何せ、これは一種のお祭りなのだ。城下には市がたち、見世物小屋もあちこちに設置されている。会場は石造りの歴史ある建造物で、武術大会以外の野外劇などにも使われるとあって、洗練されたデザインで彫刻などもされていた。その一角に、出場者受付がある。これから何が起こるのかはわからないが、武術大会は標的になりそうだった。ならば、参加する者が居た方がよい、ということになり、一同はまっすぐここまできたのだ。
　武装したエンドール兵が受付の両脇に立っている。そこを４人は通った。クライスは腕まくりする。やっとここまで来た！小さなころから母に話を聞いて憧れていたエンドール武術大会！そう！僕も母上に続いて頂点を目指す！

　「……終わりましたが。」

　へ？

　クライスはメイシアのいうことが理解できない。

　「何が？」

　「ですから、出場登録、終わりました、と。」

　「誰の？」

　「私の、ですが。」

　「……僕のは？」

　「…………………………年齢でサバ読めると本気で思っていたんですか。そちらの兵士の方が、見るなり、『ああ、彼はまだ17にはなっていませんね』とおっしゃって。」

　「……そんなのないよ！やーっとここまできたのに！」

　クライスの大声にメイシアは耳を塞ぐ。

　「仕方がないでしょう！私にだってどうにもできませんよ！」

　「………………だったら、特別参加、ということにして……そうだ、僕がサントハイムの、ぐえ」

　アリシアの杖がクライスの腹にヒットする。

　「お兄様、サントハイムの何、ですって？」

　「………………なんでもありません」

　受け付けに居た、大柄な兵士が、バンバン、とクライスの背を叩く。

　「なあに、でかくなったら、またくりゃいいのさ。あと3〜4年くらいだろう？それまで鍛えて待っていることだ。」

　三年……？……出場資格は17歳から……三年ということは、13、4に見られたということか!?確かに声変わりもしていないし、母親に似たせいか年のわりに背も低いが、それにしたって！僕は16歳なんだ！
　むくれるクライスの襟首をひっつかんで、メイシアは受付から引きずり出す。そして、外に出てから諭すように言った。

　「まだ、機会はあります。正規登録ではなく、飛び入り参加のトーナメントには年齢制限はなかったはず。そこで勝利すれば、正規登録者のトーナメントに組み入れられます。どちらにせよ、今回の武術大会が無事に始まって無事に終わるとは思えません。さて、これからどうするか、ですが……サライさん、私はクライスとアリシアを二人の親戚の方の家まで送ってきます。どうにかして、宿を手配しますので、夕刻になったらまたこの場所で落ち合うということにしてもいいでしょうか。」

　すると、サライは実に意外な返答をした。

　「エンドール王であらせられるリック王には、なるべく早くお話すべきでしょう。隠居なさっているマクゲア七世様もお力になってくださる筈。サントハイムにも連絡の手配を取ってください。アリーナ様やクリフト様もこちらの王家とは懇意と伺っています。王子様も王女様も歓迎して下さるでしょう。」

　え？

　王子に……王女……？

　「サライ殿、私達の素性を知っていらしたのですか？」
　「サライ、僕が王子だって知ってたの？」
　「サライさん、私達のことを……？」

　サライは微笑む。

　「サントハイム城を出立するときに、クリフト様とアリーナ様、そして、ブライ師からお話を受け、お三方がどなたなのかは知っておりました。そして、こうも言われたのです、『旅の間は、知らない振りをしているように』と。しかし、事態がこうなってしまったからには、とぼけているのは行動の妨げになりますから。メイシア様、王子様、王女様…………というわけで、いままで申し訳ありませんでした。」

　「サライ……」

　「はい？王子様。」

　近づいてきたサライの耳をクライスはぎゅっと引っ張った。

　「申し訳ないって何だよ。僕はサライに申し訳ないって思うようなことは何にもされてない。それから、僕の名前は『王子』じゃなくて、クライスだからな。王子なんて呼んだら、踵落とししてやる！跪いたら頭踏んじゃうぞ！」

　「わ、私だって、アリシアって名前があるんですから！王女、なんて、呼んだら、お兄様みたいに杖でがんって殴っちゃうんですから！」

　「………………では、私もメイシア様、などと呼ばれたら、剣の錆びにしてしまう、ということで……詰まるところ、命が惜しかったら、今後そのような呼び名は一切使わないように……」

　サライはきょとん、とし、くすっと笑った。

　「はい、クライス、アリシア、メイシア。………………ああ、よかった。私も、“様”などつけたら、皆さんが一気に遠くに行ってしまうようで、嫌だったのです。実際、女王様からも、『知らない振りをしているのがバレても、それまでと同じようにふるまうこと』を厳命されておりました。……………………この旅が終わるまで、皆さんが王宮に戻るまで、このままでいさせて下さいね。」






　結局、四人は揃ってエンドール王宮へと足を踏み入れた。アリーナから、エンドール王へは既に、子供達がそちらにいくかもしれない、と連絡が入っており、メイシアがサントハイム騎士の身分を示す騎士章を提示して城門を通過したあとは、迅速に事が進んだ。謁見の間で、リック王と先王マクゲア７世はメイシアが報告する一部始終を書記に記録を執らせながら聞き入った。勇者の娘であるエリシアが天空人らしき男達に誘拐されたことを、王達は深刻に受け止めていたが、アルマの水晶玉に映ったという武術大会をとりまく暗雲については、対処が難しい、と顔を曇らせた。大会を中止すれば、それは回避されるのかもしれないが、中止を宣言すれば、大騒ぎになり、この大会を目当てに集まった商人たちや庸兵たちを中心に暴動すら起きかねない。

　「それに……事を起こさねば、エリシア殿の行方はわからず、その天空人達が何を企んでいるのかも掴めない……それは、脅威を先延ばしにするだけ。」

　リック王は、備えるだけのことは備え、武術大会は決行すると、決断した。

　「十分な警備を整えましょう……まだ、間があります、ボンモール、ブランカ、そして、サントハイムにも、援助要請を。…………大丈夫、立ち向かう術はどこかにあるはずです。」
「東京ばけもの同人」はいつも「お約束」ですべてのお話をお送りしております<(_ _)>

本編と同じような題名で、物語にも少しだけ似たようなものが出てきます。アリーナは武術大会に出場できましたが、クライスは飛び入り枠での変則参加となります。サバが読めない、ということですが、実際、ちょっと見は、13歳と言われても納得できてしまうのが、クライスの外見です(中身も13歳かもしれない)。サライさんは初めから皆の身分を知っていたわけですが、実際のところ双子のことは可愛くて可愛くて仕方ないのだと思います。
次回から武術大会開始。大きく話が動きます。

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