20万HIT記念手芸 　うさぎさんをつくろう！

ゲーム「風色サーフ」の二次創作(？）です。 サイトにいらして下さったお客さまの数が20万HITに達し、 　「よおし！ならば、通常更新では絶対にしないような更新をしよう!!」 　と決意。絵は描けないですが、文章以外の更新はできないものか……と考えておりました。アンケートでは「風色サーフ」にもいくつかの票をいただきまして、 　「ならば、ならば、ならば!!オオルリの模型を!!」 と思いはすれど、技術の伴わない悲しさ。何か、何か、何かできないものか!!と考えていたところ、 「ぬいぐるみだったらある程度可能なのではないか」、と思い到り、丁度その時脳内に「風色の何か」が吹き荒れていたせいもあって、スキルはまったく足りないものの、標題の通り「うさぎさんを作る」という暴挙に出た次第です。 尚、当方、ぬいぐるみ士ではないので、仕上がりはかなりガッカリだったりしますが、宜しかったらどうぞ。 　単にウサギのぬいぐるみということでしたら、どこかに本があるとは思いましたが、今回作るのは、あくまで「風色」のうさぎさんです。なるべくあのうさぎさんに近づけたい！ということで、まずは計測することにしました。 　計測……といっても、資料になるのは、あの１枚のスチルに映っている後姿しかありません。で、スチルが映っている液晶テレビにトレーシングペーパーを重ねて鉛筆で写し取りました。(写真１)

( 写真１) ああ、なんだか凄いローテクです 右では首のリボンを塗ってみました(あまり意味はない??)

数字は画面上での長さ(単位：�o)。さて、計測は終了しましたが、型紙はありません。かといって、自力でゼロから作る力はありません(涙)。そのため、手近にあったぬいぐるみの型紙の中から「クマ」の縫いぐるみの型紙を改造することにしました。 画像の通りにはとてもじゃないけれどできませんが、以下のことだけは守ると心に決めました。 ◆せめて色はスチルの通りに薄いピンクにする。 ◆スチルの通りにできそうなところは原則として変えない(例えば足裏があるなど) ◆プロポーションは変えない。 じいっと観察して驚いたのが手。どう見ても指の存在が確認できません。･･････この手でどうやってお友達と握手するのでしょう。右手と左手の構造が違うのかそれとも掌側に特殊な機構があるのか……後頭部に縫い目がないのはいいとして、胴体に縫い目なしだとぺたんこになりそうなので、そこには縫い目もいれることに決定。そして、胴体と足が一枚の布で続いているように見えますが、私がそれをやってしまうと、座らせることができないので、足は別付けとしました。 大きさは、「おじさんのポケットに入る大きさ」のはずですが、スチルでは随分大きく見えます。……結局、胴の長さが10�p弱になるように設定。この大きさをもとに、手や足の長さ、尻尾の直径、頭の大きさを計算し、クマの型紙のあっちをのばしたりこっちを削ったりして改造、改造、改造!! しかし、他はともかく頭の型紙はどうつくったらいいか皆目見当がつきませんでした。頭は凹凸があって、縫い合わせて丸くしたらきっと型紙から受ける印象より小さくなるに違いない!!そう、きっとそう!! ……ということで、クマの型紙の大きさをそのままに、凹凸だけ強調して型紙つくってみました。ひいはあ。 そして、生地を買いに出発。スチルから受ける印象では柔らかくて「てれーん」としていそうな生地でしたので、お店でいろいろ触りまくったあげくにジャージを買いました。……実はこの選択は間違いでしたかも……ジャージってよく伸びるので、パンヤをつめるときにいくら詰めても詰まる詰まる詰まる詰まる。ブラックホールかッッ!!というくらいよく詰まりました(涙)。 縫製は手縫い(←ミシンが苦手というただそれだけです)。 よーし！やるぞ!!まずは体幹からじゃ！胴体！そして頭!!いくぞッ!! そして…… 頭、さすがにでか過ぎました!!(写真２)

写真２ 右が仮の胴体、左が頭(仮)(まだ耳はない) これじゃ胴体が2つみたいですッ!!いや、胴体より大きいじゃないですか（涙)

これは何かの間違い!!!!(私の２時間を返して)でも逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目なんだ!! そう、なんとなく、じゃなく、それなりに考えて型紙を作り直すんだ!! ……で、作り直したのが(写真３）の左側の型紙。右がもとの型紙……冷静に考えたらどう考えてもでかすぎました!! そして、すべての型紙を並べてみたのが(写真４)。尚、管理人、縫い始めたときには完成図が頭の中には思い描けていません。縫ってみて、大きすぎたら縫いこもう♪……というまっこと出たとこ勝負でございました。

写真３ 頭の顔側の型紙……凹凸を作る縫い目が非常に適当です 写真４ 因みに左下の円は尻尾。これも大きすぎましたッ!!

そして、時は流れ……１日半経過の後、まがりなりにもやっと完成。 スチルと同じ姿勢で写真を……と思いましたが、自分の手で差し出すと写真を撮る人が居なくなってしまうので、寝て貰いました(写真５) 初めに実験スタンドのクランプで支えようとしたのはヒミツです。

写真５ なんだか非常に不穏な状態で倒れているように見えるのは私の気のせいでしょうか!?

で、顔の方ですが、ゲーム内では出てこないんですよね。のっぺらぼうも可哀想なので適当に作りました。 目の大きさとか、色とか、口の形とか……このうさぎさんを作った当時、エリカちゃんは七歳だったのだから、ミッ○ィーちゃんみたいな単純なバッテンの口なのかも……公式での発表を待ちたいと思います。多分この顔とは随分違うんでしょうね……うーん。 ……もっと可愛くしたかったのですが、これが私の限界です。(写真６，７） 、

写真６ ちょっと胴体が太かったかもしれません。 写真７ 顔をアップにしてみました。

最後に、「ポケットに入るのかどうか」を検証。スチルでのエリカちゃんとの対比から考えて、今回作ったモノと実物はそれほど大きさに差はないと考え、私の身近にある服の中で胸ポケットが大きな服に入って貰いました。 (写真８，９)

写真８ 私が職場で最も長く着ている服です(笑)。 ぎゅうぎゅうに詰まっていて流石にこれは苦しそう 写真９ 大きさ最大を誇る、作業着のポケット(軍服のポケットもこんなものでは??) おお、これだったら楽に入りますね。

って、頭が外に出てOKなわけはないですか!? しかし、私の作業着は所詮女性用。問題は「おじさん」のポケットの大きさです。で、公式サイトに飛んでいって壁紙とバナー(バナー画像は壁紙画像の大きさと同じになるように拡大処理)からおじさんのポケットの画面上の大きさを測りました。 胸ポケット　　タテ20�o　ヨコ15�o これを何と比較するか、ですが、人体のサイズの中で頭高(頭の長さ)は個人差があまりない、ということでおじさんの頭を測ったら43�o　　日本人男性の平均値は240�o程度ということですので、ドイツ系であるおじさんはちょっと違うかもしれませんが、おおよそ同じようなものだとして計算します。 で、算出値ですが 胸ポッケ：タテ11�p×ヨコ8.4�p これは私の作業着のポケットサイズよりずっと小さいのですがッ!?(タテ13.5�p×ヨコ12�p) ポッケが小さすぎます!!おじさん!! もっともっと大きくしないとうさぎさんが苦しいです、入りません!!因みに、画面上で検証する限り、オズウェルが着ている作業着の胸ポケットも随分と小さいように感じます。 では日本国内で販売されている一般的な作業着の胸ポケットの大きさはどのくらいなのでしょう。ということでWeb上で探してみましたら、深さが16〜17�pくらいはあるようです。これならば今回縫ったうさぎさんでも楽々入ります!!耳を畳めばきっと頭まで入ります!! ユクトランド国軍は胸ポケットの大きさを再考する必要があると思うであります!!(全てはうさぎさんのために!!) 結論：おじさんのポケットにうさぎさんが楽々頭まで入ったとすれば、うさぎさんはとてもとても小さかったはずであり、そんなに小さなぬいぐるみさんを自力で作ることができたということは手が小さいとはいえ、やはりエリカちゃんは齢七歳にして「神の手を持つ」お子さんであったのですね!! すごいです、エリカちゃん!!! つ、次は“オオルリ”のぬいぐるみを……!! (↑無理です) ここまでお付き合い下さって有難うございました(^_^)。

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