６侵攻

　　
　入ったところは、研究者たちが体を休めにくるラウンジらしき場所で、淡いアイボリーのリノリュームの床の上に多くのソファーが置いてあった。
　その内のいくつかは転倒しており片隅にあるカウンターの上では、かけっぱなしになったコーヒーサイホンがゴボゴボと壊れたような音をたてていた。あちらに一つ、こちらに一つと倒れているのはさっきまでは生きていた元は人間だった者たちだ。
　空気は満ちている。五人はバイザーを開けた。ヘルメットに篭もっていた熱気が外に逃げていって息をするのが楽になった。

　「・・・中尉、どちらへ行く？」

　ジョーはホルスターからパラライザーを出して構えた。アレックスは即座に右手の通路を指差した。

　「向こうがこの施設の重要部分だ。敵はきっと向こうに・・・・だが・・・」

　アレックスの目付きがすうっと鋭くなった。

　「・・・・ここにもまだ敵が・・・」

　彼は奥にある柱の陰に向かってレーザーを撃った。一人の男が床にばたっと崩折れた。手に持っていたらしい通信機がカランと転がった。
　中尉は躊躇せず右の通路を進み始めた。

　「我々が来たことを知られたようだ。急げ！」

　先頭がアレックス。続いてジョーとジョーに並ぶようにしてマリオ、次に顔色一つ変えないソーンダイク、しんがりはブッカでソーンダイクをカバーしているかたちである。アレックスは走りながら言った。

　「敵は二手に別れていると考えていい。一方は情報収拾のためコンピュータルームと研究室。もう一方は兵器そのものを入手するために格納庫と大型実験棟。��こちらも二手に別れよう。・・・・ブッカ。コンピュータルームを頼む。僕は大雑把なほうを片付ける。」

　そして、ジョーをちらりと見やった。
　ジョーは頷いた。

　「ソーンダイク、ブッカと一緒にコンピュータルームに行って。あなたの専門よ。マリオはアレックスと同行動。あたしはソーンダイクをガードするわ。」

　五人は分岐点で二手に分かれ、９０°離れた方向へと走った。

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　アレックスはマリオの前を走っていた。マリオよりわずかに背は低いが走力は完全にうわまっている。灰色の壁面を照らすクリプトン燈がやけに明るい。重力が低いため少々ふわふわした感じがする。アレックスが叫ぶ。

　「君はどの程度の爆発物を持っているんだ？」

　マリオは辺りの様子を見回しつつ怒鳴り返した。

　「何に使うんだ？鉄板ならば・・・・・コスモ・アーミーの規格で言えばＡ１が一発Ａ２が三発Ｂが十五発だ。材料さえあれば、その場で作る自信はある。」

　「��よし・・・それ、使わせてもらう・・・この施設の爆破に。」

　マリオは速度を上げてアレックスに並んだ。

　「あんた何を考えてる？ここはあんたら軍の施設だぜ！」

　アレックスの頬の筋肉が一瞬引きつったようだった。そのあとしばらく二人は無言で走った。

　一人の男が視野に入った。アレックスは射程内に入ったと判断すると即座に敵の額の真ん中を撃ちぬいた。マリオはその男の体が崩折れる横を肩をすくめて駈け抜けた。
　通路はつきあたりのゲートで終っていた。アレックスは二・三度体当たりをしてからマリオにゲートを破るように指示した。
　銀色の大きなゲートの前で、マリオは爆薬をバックパックから取り出すと開閉ユニットを吹き飛ばした。アレックスは左手でゲートをこじ開けて中に飛び込む。
　しかし、彼に向かってレーザー輝線が四方八方から襲いかかってきた。まるで花火が至近距離で弾けたような明るさと熱で、面食らったマリオはゲートに外でしばらく貼りついていた。
　ビーム音が衰えてからマリオがおそるおそる中を窺い入っていくと、アレックスが兵器の陰から狙いうちをしてくる敵を相手にレーザーを乱射していた。

　「あいつ・・・・」

　マリオは煙弾を投げるとアレックスの傍に立ち、開けてあったヘルメットのバイザーを乱暴に閉め密閉すると小さなボンベを敵に投げ付けたプシーと言う噴出音がして気体が広範囲に広がった。
　煙が納まるとあたりのてきはすべて倒れていた。アレックスは怪訝な顔をした。

　「痺れガスだ。死んじゃいねえよ。」

　マリオはアレックスの遥か上方、用途不明の銀色の球体の上にあぐらをかいて座っていた。

　「��しかし��あんなに殺しちまうとはな・・・・凄腕と誉めるべきなのかもしれないが俺にはできない。俺たちは違う人種のようだな。俺はＤだ。だが、あんたみたいに人殺しはしない。」

　アレックスは、マリオの言葉がよほど気に障ったのか血相を変えて言い返した。美しいテノールの声は少し上擦り嫌な擦れも交ざっている。

　「君は爆発物を手懸けその腕で生きてきた男だ。殺すこと、傷つけることにためらいを感じていては生きてはいけないことを承知しているはずだ！」

　マリオは球から滑り降り、兵器の土台近くに倒れている敵を引きずり壁にもたせかけた。

　「中尉。俺は爆破屋だぜ？殺したり傷つけたり・・・・人間を吹き飛ばすのは爆破屋の美学には反する行為なんだ。・・・更に言わせてもらえればあんたみたいに軍の命令という大義名分の下で大量殺人を犯してのうのうと暮らしていっている奴は俺は好かん。」

　アレックスはコンクリート打ちの床に足をするようにしてじわじわとマリオに迫ってきた。

　「わかるまい・・・・・お前には・・・・・私は・・・・物心付いたときからすぐ効率のよい殺人の方法を教えられた。・・・・十五才の時に初めて人間を殺した。私は殺しをするように導かれて育ったのだ。��だが、私はお前と同じだ。お前と同じただの人間だ。・・・」

　マリオはアレックスの青い瞳のなかにただならぬものを感じたが、目を合わして言い合おうとはせず格納庫をぐるりと見渡した。

　「熱くなるなよ、中尉。一先ずここは俺に任せてていってくれ。ここの兵器を壊すには・・・・壊してなんになるのか知らんが・・・・かなり手間がかかるからな。・・・・・どうみても、敵はここよりもコンピュータの方に多く行ったようだぜ・・・・・・行ってやってくれ。俺はジョーとソーンダイクの野郎には死んでもらいたくないんでね。あんたのその銃の腕をあいつらを守るために使ってやってくれ。ここは一人で十分だ。・・・・・行け！」

　アレックスははっとして弾かれるように出ていった。

　「結局あいつも惚れちまってるってことかよ・・・・」

　マリオは一人で黙々と作業を続けた。

　「・・・・対人工衛星用ビーム？・・・・またえらいものを・・・・・」

　人を運び、死体をどかし、手製の爆弾をセットする。ビームに、タンクに、電磁砲に・・・・材料がなくなると兵器の中をバラして新たに作る。

　「さて・・・・・」

　自分の仕事を眺め、マリオは”まあまあだ”と評価した。
　動いている人間は彼一人しか居ない。その静まり返った空間でコトリと音がした。もう痺れガスのマヒから回復した敵が居るのかと彼は思わず身を固くした。
　しかし、音の主は先ほどマヒした敵ではなかった。
　ゲートに一人の男が立っている。
　パールイエローの髪、青い目、整った顔立ち・・・・

　「中尉？何故戻ってきた？」

　ゲートの男は辺りの惨状を見て怯え、がたがた震えながら近付いてきた。マリオに、蚊の泣くような声で尋ねた。

　「あなたはアレックスをご存じなんですか？」

　マリオは自分が間違っていたのを知った。アレックスではなかった。服が違い、体格も小さい。

　「お前は一体・・・・」

　　　　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

　ソーンダイクはコンピュータ端末に向かって腰掛けていた。本体は敵の手に落ち奪い返すことも不可能そうだったので”サブ”だ。コンピュータ内の機密データ流出を阻むプログラムを入れようという訳だ。
　ザーンのコンピュータは機密保持のため外部のコンピュータと一つを除いてつながっていない（その一つはコスモ・アーミー本部の物である）独立構造である。であるからこそ敵もわざわざザーンまで来たのであろう。
　もともとデータ流出防止のプログラムは入っていたはずだが、スターファイアーのコンピュータからコスモ・アーミーの防衛機構のデータも引き出されているはずだ。壊されてしまった恐れもある。とにかくソーンダイクの異質なプログラムを入れれば混乱は確実に起ってくれるに違いない。
　ジョーとブッカは、というと海賊によって制圧され研究棟へときていた。しかし、敵もただでは通さない、すぐにぐるりとまわりを・・・・

　「邪魔だってぇのよ！」　

　・・・・・とり囲まれるジョーではなかった。
　空調パイプを左手で引き千切り、ぶんぶん振り回す。ブッカは彼女の威勢のよさに感激し、にやりと笑ってみせるとレーザーで敵の足元目掛けて撃ちまくった。
　床にレーザーの穴を残し、天井に壁に鉄パイプの傷跡を残し、ついでに約三十人の意識不明の男たちを残してその場をどうにか切り抜けた。
　ジョーは、直ぐ様敵にガードされていた研究室の扉をこじ開けたが、開けると同時に石のように動かなくなってしまった。ブッカが覗き込んだ
　研究員全員が死んでいた。
　ミラのときと同じだ。ただ、今度の方がより生々しかった。白に赤・・・白衣に血がにじんでいる。ミラに限らず宇宙船の乗務員は”いざ”というときの覚悟は一応できている、。だが、この人々は・・・・・自分がこんな死に方をすると予想していたものが居るだろうか？・・・・どの顔も驚きと恐怖でひどく醜く歪んでいた。
　ブッカはジョーが放心しているのだと思い、背を叩いて我に立ち返らせようとしたが、ジョーはしっかりと死体を見据えていたので途中で動作をやめた。

　「若い研究員ばかりね。・・・・大物はさらっていかれたんじゃないかな。」

　その時、ソーンダイクの無表情な声がイヤホンから響いてきた。

　「ジョー。状況は芳しくありません。現在のままでは相手方がデータを入手するのは時間の問題ですね。」

　続いてムギュウという低く鈍い呻き声。　

　「ソーンダイク!?」

　短い中断。

　「失礼しました。ここにも敵が来て・・・あ、再び来ました。わ、私はこういうのは嫌いだー!!・・・」

　ドスッ！

　メリッ！

　ザクッ！

　ひとしきり物音と叫び声だけがしていたが、やがて疲れ切った声が聞こえた。

　「お騒がせしました。ジョー、私は早く手を打つべきではないかと・・・・・」

　二人は既に駆け出していた。

　「ブッカ！かなり非常識とは思うけど一か八かメインコンピュータルームに突入しようとあたしは考えてる！あなたは？」

　ブッカは走り続けていた。

　「ジョーとか言ったな。俺はその”非常識”って奴が大好きなんだ。・・・俺の信条を教えてやろうか？」

　「何よ？」

　「”迷ったら、何はともかくやっちまえ”ってんだ。」

　「上出来！」

　　　　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

　メインコンピュータルームの手前の部屋には海賊たちがひしめき合っていた。自分たちの仕事が予定どおりに進んでいるので彼らは勝利感で気がゆるみ、無駄口などを叩き合っているところであった。
　部屋のなかはうるさく、はじめは誰も通路を近付いてくる足音に気が付かなかった。やっと耳の鋭い一人がそれを聞き付け、不審に思って扉に近付くと扉は何か爆発物でふっ飛んだ。そして、二つの人影が踏み込んできた。一人は女、一人は男。
　元より二人に勝算などない。敵を倒すというより混乱させて時間を稼ぎ、あわよくばデータを渡さないためにコンピュータそのものを破壊することが目的なのだ。コスモ・アーミーの機密が流出するようなことがあれば、それは宇宙連邦全体の安全が脅かされることになるからだ。
　自分たちの生命のことなど考えていない。いや、正確には考えている暇がない。少しでも奥に行こうと頑張るだけだ。

　必死。

　心の思いの強さだけで踏みとどまる。

　しかし、気づいたときには二人は背と背を合わせて敵に取り囲まれていた。いくつもの銃口が向けられている。

　「そろそろおしまいかしらね。あたしたち・・」

　口調はしっかりしていたが、ジョーの声は少し寂しそうだった。ブッカは手のひらを上に向けて広げた。
　そんな事態にはおよそ不似合いな、カイユンの甲高い子供っぽい声が通信してきた。

　「キャプテン！僕たち今建物に入ったところです。コスモ・アーミーの援軍の人たちが来てくださって、その人たちは僕たちよりも先に入っていきました。僕、ロマノフさんと一緒にキャプテンの発信機を手がかりにそこまで行きますね！」

　��来なくていいのに。来ないほうがいいのに・・・��
　ジョーは思った。もう間に合わないし、間に合わなかったら・・・
　彼女はカイユンに彼女のぐちゃぐちゃになった死体を見せたくなかった。それはあまりに酷だろう。
　��殺すんならブラスターで完璧に焼いて欲しいもんだわ・・・跡形がなくなるくらいに・・・・��
　その時、一案が浮かんだ。やらないよりはやってみたほうがいいだろう
　彼女はブッカに力を抜くように言って右手で彼の腰のベルトをぎゅっと掴み、さっと屈みこむと義手である左手を床についてできる限り強く突放した。敵の銃は一瞬遅れて彼女たちを撃ちそこなった。
　二人は壁面にひどくうちつけられたがとっさに器材の陰に滑りこむくらいの余裕はあった。ブッカは苦しそうにうめいている。腰をひねったらしい。ジョーはブッカの前に立って銃を構えなおした。

　「まだやってやろうじゃない。前面だけなら少しは持ちこたえられそうよ。」

　��少しってどれくらいかな。一分？二分？それとも秒の単位？��
　初めてレオに銃を手渡された日のことがさあっと頭の中を駆け抜けた。

　”熱くなるのは銃身だけでたくさんだ。心は冷静でいろ。攻撃をするのは人間の心だ。銃はその手段でしかない。目標を見据えろ。光線に心を乗せていけ。”

　あの時の銃はとても重かった。今は軽い。モデルチェンジしたのだろうか、それとも自分の手首が強くなったのだろうか。

　��強くなったんだよね。��

　パラライザーを撃つ。敵が倒れる・・・・一人、二人、三人・・・しかし、確実に敵は距離をつめてくる。

　��こういうものかもね。メチャクチャやってきたあたしにはお似合いかもしれない。こういうところでこんな死に方をするのが・・・・・��

　銃を持つ手の力がはからずもすうっと抜けた。　
　だが、ちょうどその時、敵の人垣が崩れ、五人ほどが薙ぎ倒されるように倒れた。

　��え!?��　

　一人の人間が疾風のごとく走ってきてまた数人が倒れた。

　「君ってやつは！これじゃ犬死にだ！」

　パールイエローの髪がなびく。アレックスだ。

　彼は義足をフルに活用し、敵隊列の真ん中を突っ切った。陣形が完全に乱れたところでジョーも改めて応戦した。

　アレックスは見事に戦っていた。銃も使っているが、主に使っているのはその手と足だ。足で蹴り、腕で殴る。あっという間に十人ほどが崩れ落ちた。物凄い速さだ。目が追い付かない。

　「怪我はないか！二人とも！」

　そういう間にも敵に踊りかかる。
　レーザー光を掻い潜るなめらかな動き、手の構え、足の運び・・・・・ジョーはそれを以前に見たことを感じた。長い間しまわれていた記憶が蘇った。

間違いない。こんな動きができる人間は他にいない。

　あの時もジョーは壁際で彼の戦いを見ていた。彼は彼よりも大きな大人たちをあっさりと倒してしまった。
　家を飛び出したものの世間知らずで男たちに襲われて体と心をずたずたにされ、その後は体を使って稼がされた。少しでも言うことを聞かないと食事を抜かれ、乱暴された。・・・・・そのどん底の状態からまだ十五の少女だった彼女を救ってくれた少年が、今、彼女の目の前に居た。酒場で、男の一人が彼女をひどく殴ったときに黒いモップみたいな髪の毛の少年が助けてくれたのだ。そうだった・・・長い前髪の間から見えていた瞳は綺麗なブルーだった。
　ジョーは助けてくれた少年にしがみついた。少年はびっくりしたようにつっ立っていたが何も言わずににっこり笑った。彼はジョーを連れて歩きだした。ジョーはずっと少年にしがみついていた。
　少年はジョーを抱き締めるでもなく、話し掛けるでもなくただ、一緒に居ることに不快感を持っては居ないようだった。二人は何日かの間、一緒に行動し、同じ宿に泊まった。少年は何も話さず、ジョーは少年と手をつないで歩いていただけだったが、ジョーは彼のことを一時だって忘れたことはなかった。
　その少年・・・・アレックスが今また彼女を助けようとしてくれている。。
　その彼を部屋の外から一つの銃口が的確に狙っていた。敵のリーダー格の男だった。アレックスはまだそれに気づいていなかった。その銃口は、アレックスが動いているうちは下げられていたが、アレックスが男たちを粗方片付けて動作を止めると再び上げられた。そしてトリガーに手をかけた。

　パールイエローの髪の青年はばったり倒れた。右肩をほとんど飛ばされてどす黒い血が飛び散った。
　ジョーは反射的に撃ち、撃った敵を即座にマヒさせた。　しかし、倒れたのはアレックスではなかった。別の男がアレックスが狙われているのを発見し、アレックスの前に飛び出していのだ。アレックス自身は倒れたほうのパールイエローの髪の男の体に取りすがった。

　「ジョニー！」

　ジョニー・・・・アレックスと全く同じ顔の男はまだ息があった。弱々しい、ほとんどひゅうひゅう空気が流れていくような声でジョニーは言った。

　「アレックス・・・・・・」

　アレックスは男にすがって身を震わせた。そして、これから確実に訪れる死がジョニーに恐怖を与えずに済むようにとの配慮からかアレックスは静かに微笑していた。そして、ジョニーの呼吸が止まるまで、左手をしっかり握っていた。涙がこぼれ落ちた。
　その間、敵が沈黙していた訳ではない。しかし、アレックスとジョニーのところには攻撃は来なかった。コスモ・アーミーの支援部隊が到着したのだ。かなりの腕利き部隊らしく、コンピュータルームから攻めでてきた敵も押し戻されていた。しかし、敵もこちらの状況を掴むと体勢を建てなおし、重装備の戦闘員を繰りだしてきて、コスモ・アーミーは後退りした。
　アレックスは優しく死人の髪を撫でると立ち上がり敵に向きなおった。
　そして、その瞬間に彼の目からは人間らしい優しさは消えていた。

　ジェノサイド部隊部隊長アレックス　ギダー。
　彼の当時のコードネームは
　”ＤＥＡＴＨ”

６ 侵攻

６　侵攻