風色サーフ このサイトでのオリジナルキャラクター紹介
二次創作を書く時には、オフィシャル設定を遵守するのが基本姿勢なのですが、はずみ、と申しますか、暴走、といいますか、自分で作ったオリジナルキャラクターを登場させ、しかもその人物が物語に大きく関わっていることがしばしば、というより多々あります。 　本来、お叱りを受けても仕方がないのですが、心の広いお客様方に受け入れていただきまして、本日に至っております。 　ここでは、「このサイトの二次創作世界」のまとめとして、このページを作ってみました。 ゲーム中で名前は出てくるものの、性格等が不明な人物(フォンク姉弟の父親など)も入っています。 　紹介文章には、話のネタばれになってしまうものも入っておりますので、拙文をお読みいただいてから目をお通し頂ければ幸いです。　　　　　　　　　　サイト管理人：ばけ　　　　(DQ４のページにも同様の企画がございます)
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親 方 周 辺	◆親方の奥さん(名前未詳)……おっとりした美人だが、空想科学小説(今で言うＳＦ小説・ヴェルヌなどの著作に相当）などが大好きな当時としては少し変わった女性。大学教授の父と師範学校卒の母のもとに生まれ、本に囲まれて成長。ランブール語やブリステント語に堪能で、翻訳家として才覚を表す。15で母親を亡くし、以来、主婦としての役目も負っていた。親方と出会った時はまだ17歳の女学生だった。セイハチを深く愛している。
	◆親方の奥さんのお父さん……ジパングの帝都に住む帝国大学工学部の教授先生。穏やかで飄々とした知識人。今で言う流体力学が専門で海外のエンジニアとも交流がある。セイハチに飾り箪笥を作って貰った(親方が指物師であるのはこのサイトの独自設定)のが縁で、彼の飛行機械にかける熱意と知識を高く買っていた。
	◆中島　瑠璃(るり)……親方の一人娘。好奇心旺盛な知りたがり屋の可愛い女の子。親方がジパングから旅立った時にはまだ５歳であった。このサイトの設定では『オオルリ』は彼女の名前が由来。
ア レ ッ ク 周 辺	◆アレックの父……フェンクスで事務系の仕事をしている。温厚で懐が深く、家族を深く愛している。
	◆アレックの兄……フェンクスで銀行に勤めている。潔癖症で、自分に厳しい。熱心なプロテスタント教徒で、若いころは牧師を目指し神学校に通おうと考えたこともある。自ら職業軍人となったアレックのことを『神に背く者』と非難し、長い間絶縁状態だった。
	◆アレックの母……専業主婦。いつもは笑顔であるが、少し心配症で、考え込むと涙もろくなってしまう。夫と二人の息子を愛し、アレックと兄の心を許しあっていた兄弟だからこその絶縁状態に胸を痛めていた。
	◆アレックの兄嫁……専業主婦で二児の母(男の子と女の子)。彼女もまた夫と義弟の間の絶縁状態を憂えていた。
	◆ベンソン上等兵……北部旅団第一航空小隊でのアレックの部下。大陸大戦に志願兵として参加。喧嘩っ早い性格で、何度も暴力沙汰を起こし、家族からは絶縁されていた。飛行小隊では一人浮いていた。「あの事故」で死亡。生涯撃墜数４。
	◆ロベルト一等兵……北部旅団第一航空小隊でのアレックの部下。優しく真面目な性格で、パイロットとしても優れた資質を持っていた。両親は大陸大戦で死去。妹が唯一の肉親。「あの事故」で死亡。享年19歳。
	◆ロベルトの妹……大陸大戦で両親を亡くしたあと、軍属となった兄であるロベルトが死亡。預けられていた叔母も亡くなり天涯孤独となってしまっていた。「あの事故」のときに隊長であったアレックを恨むが、後に和解。
	◆おやっさん……大陸大戦時のアレックの部下の一人。大柄で陽気で大雑把な男で、食べることが何より大好き。女性は苦手で酒場で擦り寄られると逃げ回る。アレックを上官として、パイロットとして尊敬していた。後に、“二年間の空白”時にロランドにオオルリを操れるパイロットとして配属。ルカを『王子さん』エリカを『おひめさん』と呼ぶ。
エ リ カ 周 辺	◆アントニー＝アレーニア……エリカの父。アレーニア自動車整備場の主であり、頑固一徹の職人気質。「整備の神」と呼ばれる達人で、整備以外に簡単な自動車部品製作なども手がける。十人を越す住み込みの弟子があり、厳しく、妥協なく指導している。娘のエリカにも厳格に接するが、実のところは目に入れても痛くないほど可愛くて仕方ない。軍と協力関係を作ることをきっぱりと断っている。
	◆リーザ=アレーニア……普段は愛称の「リズ」で呼ばれている。アントニーの妻として、自動車整備場の徒弟たちの世話を焼き、稼業を切り盛りしている。いつも明るくよく働く笑顔の似合う婦人である。針仕事が得意で、年少の自動車整備工達の作業服はすべて彼女の手縫いである。日々の平穏な生活を愛し、毎日の祈りを欠かさない。ウーデット副指令とは幼馴染で「クラウス兄さん」「リズ」と呼び合う間柄。
フ ォ ン ク 亭 周 辺	◆ドニス＝フォンク……フォンク姉弟の父。気さく、大らか、お人好し、とフォンク家の気質を十二分に引き継いだフォンク亭の主人。先入観なく初対面の者と打ち解けて話すことができ、多くの友人に恵まれていた。また、子煩悩で、暇ができればサラとセルジュと遊んでいた。飛行機に魅せられた「飛行機バカ」を自認していたが、自分が徴兵され戦闘機パイロットとなることなど夢にも思って居なかった。大陸大戦での自らの撃墜数4。帝国のエースパイロット『グリュンフォイエル』により撃墜される。享年38歳(←我が家設定)。
	◆フォンク亭の大旦那……フォンク姉弟の祖父、ドニスの父。陽気で鷹揚な性格で、ロランド中に顔が利く。一流の料理人だが、腰を痛めて以来、大きなフライパンや鍋を扱うのが辛くなった。長年連れ添っている妻には頭があがらない。
	◆フォンク亭の大おかみ……フォンク姉弟の祖母、ドニスの母。きっぷのいいちゃきちゃきした性格で、客あしらいの腕は一級品。普段は厨房にいるが、今でも時折大おかみのよく通る声がフォンク亭に響く。旦那を尻に敷いているが、実はベタ惚れである。
	◆フォンク亭のおかみさん……フォンク姉弟の母、ドニスの伴侶。他の街からロランドに嫁いで来た。気丈な性格で、ドニスが徴兵されたあとも、子供たちの前では笑顔を絶やさなかった。料理人としても中々よい腕をしている。
	◆フォンク姉弟の伯母さん……ドニスの実姉。ユクトランド中部にある街の宿屋に嫁ぎ、現在はおかみとなっている。ドニスが戦死してからの義妹やその子供たちのことをなにかと気にかけている。
ル カ 周 辺	◆ヨアキム＝ジ＝ユクトランド……ユクトランド王国第二王子。ルカの兄。絵画を描くことを好み、多分に何かと芸術家肌。政治には興味がないと公言しており、王位継承権を実質上放棄している。それは実際のところは、自分が長兄の反対勢力に政治的に利用されるのを嫌ってのことである。平和主義者で家族を愛し、特に弟妹に優しい。ルカの士官学校行きを知り、擁護したのは彼一人であった。
	◆メルヴィ＝ジ＝ユクトランド……ユクトランド王国王女。ルカの妹。幼いときは知りたがり屋の活発な少女であったが、長ずるにつれ、自分が王女として何をなせばいいのか悩むようになり内向的となった。語学に精通しており、簡単な会話なら六カ国語以上話せる。長兄のフレドリクを含め、家族全員と関係良好だが、特にルカと仲がよい。可憐な容姿と訪問先での人を気遣う優しい所作と言動から国中にファンが多く、国民から愛されている。
ロ ラ ン ド の 人 々	◆家具屋の主人……アレックとエリカの家の家主。フォンク亭の大旦那と懇意でその関係で部屋を紹介された。若い頃に妻を病で亡くし、やもめぐらしである。腕のよい職人だが、腰と膝を悪くしており、家具の組み立ては弟子に任せて今は専ら家具に彫刻をしている。
	◆アレックとエリカの住居の二つ前の間借り人…大学で建築学を学んでいた大柄な学生。ロランドの街並みを図面に写し取り、新たな都市のデザインに生かそうと考えていた。大陸大戦で書きかけの図面を遺し、徴兵される。よく笑い、よく飲む、人懐こい性格の青年だった。
	◆アレックとエリカの住居の一つ前の間借り人…結婚して一年足らずの夫婦者。夫は大陸大戦の際の従軍画家で、大戦時の怪我がもとで片足義足である。ロランドでは専ら街並みを油絵で描いていた。妻はお針子で、ロランドの服屋に勤めながら貯金を貯めて買ったミシンで家でも縫い物をして生計をたてていた。
	◆ヒルボリおばあちゃん……フォンク亭の近くで一人暮らししているおばあちゃん。おかみさんが何かと気にかけており、セルジュやサラは小さい頃から時々遊びに行っていた。
そ の 他	◆オオルリの設計技師(おちび先生)……民間会社に所属する飛行機エンジニア。オオルリは彼が居なかったら開発されなかったといっても過言ではない。非常に小柄で、40代にして白髪が目立ち、度の強い眼鏡をかけた特異な風貌。仕事に没頭すると何も見えなくなり、友人は少なく、変人として有名。後に、王立航空アカデミーにエンジニアとして参画。
	◆ミーナ=フォルゴーレ……エリカが「エースの会」で出会った真面目で心優しい20代前半の女性。王家の教育係であるフォルゴーレ家の分家にあたる家の出身。王都で女学校の歴史教師をしており、飛行機の歴史についても博学である。婚約者のアルヴィンは嘗てアレックの部下であったためアレックとも面識がある。
子 世 代	◆ディック……アレックとエリカの長男。茶色の髪に青い瞳。素直で元気がよく、ボール遊びなど皆でやる運動が大好き。人の心の動きに敏感で優しく思いやり深い。コリンやセルジュと親しく、随分と年上であるが『兄ちゃん』と呼んで慕っている。後に民間航空会社のパイロットとなる。クー伯父さんに憧れ、両親を愛し、尊敬し、妹を溺愛。
	◆アマリア……アレックとエリカの長女。素直な長いパールイエローの髪に碧の瞳。外見は妖精と見紛うほどの可憐な少女だが、走り出したら止まらない飛行機オタクである。飛行機関連事項以外には疎く、色恋には全く興味がない。王都に設立された王立航空工学校に入学し、エンジニアへの道をひた走る。クー伯父さんに憧れ、ちび先生とオズウェルを尊敬している。
	◆エーリッヒ……ディックのロランドでの同級生で親しい友人。父親は銀行の責任者である。目が悪く眼鏡をかけており、体格も小さくて運動も苦手であるが、飛行機が大好きで、知識はディックに勝るとも劣らない。父親から聞いてアレックが大陸大戦の英雄だと知っており、憧れ、また、尊敬している。
	◆アーサー=ヨシュア=ウエストランド……オズウェルとサラの間に生まれた長男。性格も容姿もオズウェルそっくりである(つまり、ぶっきら棒で気難しいが、心根は優しい)。小さな頃から一貫して飛行機の設計士になることが夢である。アマリアとは同級生で、表面は邪険な態度をとりつつも、気付けば彼女の保護者役となっている。母親とアレック夫妻が大好きで彼らの前では素直だが、父親に対しては常時反抗期である。
	◆ウィリアム=ペイトン……王立航空工学校でアマリアと同期になった青年。幼少時に病弱で就学年が遅れたため、アマリアの4歳年上である。物腰柔らかで誰に対しても優しい。他者を尊重し、その長所を見つけ出す目を持っており、アーサーともすぐに親しくなった。アーサーと共に工学校でアマリアを気遣ってくれている。
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