目次に戻る | この話は、東京ばけもの同人の会誌「いわゆるＳＦ同人誌」に連載していたものに大幅加筆訂正したものです。初出では、水棲人なんていうとんでもないものも出てきていましたから、もはや別物といってよいかもしれません。 何かＳＦの長編を書きたいな。と考えたとき、 「素敵な女の人を書きたいな。」 と思いました。 綺麗で、でも、仕事はばりばりできて、恋愛におぼれないで、過激かもしれないが気持ちのきれいなお姐さん。一緒にいて頼りになる人。その人が落ち込んでいたら慰められずにはいられない人。もちろん人間としての弱さや醜さも持ち合わせていて、だから優しくなれる人。 そんな人を書いてみたくて、書き始めました。 成功しているかはわかりません。恋愛がないし、読者サービスもないし、物語はご都合主義に展開するし、商業紙なら企画段階で没でしょう。 でも、書く。 これは第一話ですが、現在第六話まで進んでいまして、彼女達もそれ相応に年をとっています。読者サービスも少しはありますし、恋愛も実は絡みます。仲間達の過去のあれこれも出てきて粘着質の話になったりもします。 そして、私の思いは 「素敵な仲間達をかきたいな。」 に変わっていくのでした。 本当に拙い文をここまで読んで下さってありがとうございました。 もしも、よろしかったら、今後の彼らの様子をときどき覗きにいらして下さい。 |