| や、やっと完結しました！ 我が家設定で暴走に終始し、ゲームを無視して突っ走る突っ走る・・・・・ そして勘違いもしておりました。 ゲームをやっていて、ずっと私は最後に皆を救ってくれたのはパトリシアだと信じて疑っていなかったのでした。 ・・・・・・マスターが突っ込んでくるには穴は小さいですし、ファミコン版ではパトリシアのたてがみと竜の色が同じような気がして・・・・ ですからエピローグのパトリシアの件は我が家設定ではなく、純粋な勘違いだったのです（笑）。 一応パトリシアの裏設定として・・・・ 勇者とピサロが表と裏の関係と同じように、イヴラスとパトリシアも表と裏の関係です。二人は同じような罪を犯し（共謀して何かやっていたわけではありません）、自らの罪をどう償うか考えるように促されたとき、イヴラスは天空城を脱走しようとし、それに気づいたマスターに地上へと落とされます。パトリシアは考えた末、 「どのように償えばよいのか私にはわからないので、自分に与えられるべき罰はマスターがお決め下さい。」 と竜神に告げ、牢獄で試練が与えられる時を待つ眠りにつきます。 そして目覚めた時には馬の姿になっており、そばにはホフマンが仰天して見つめていた、というわけで・・・・・ 更にいえば、罪人となったときのパトリシアは妖艶でボン！キュッ！ボン！なお姐さんです。竜に変化することもできる強い力の持ち主でした。もの凄く自己中心的で人を人とも思わない、だけれどもその魅力で多くの人を惹きつける悪女です。 彼女が改心したのは、幼馴染の存在によります。 彼女は罪を犯してとらえられたパトリシアをただ一人頻繁に訪ね、励ましてくれました。 それが勇者のお母さんです。 勇者のお母さんはパトリシアが馬になったことを知りません。パトリシアも勇者が彼女の子だということは知りませんでしたが、旅が進むにつれて、おそらくはそうなのだろうと気づき始めます。 この話が終わったときもまだ勇者のお母さんはパトリシアのことを知りません。パトリシアは山奥の村で起こったことをマスターに報告し、試練が完結したことを確認してから人の姿に戻って彼女に会いにいくはずです。 ・・・・・・もうパトリシアのことを書くことはないと思うので、長々と書き連ねてしまいました。 (あうあう、妄想大爆発ですね） どうも私は馬といい、モグラといい、小悪魔といい、人外が好きなようです。 というか、一般の人、取るに足らないと思われる人々を書きたがるようです。 ネネさんがおいしいアップルパイを焼けなかったら、ちびモグラがトルネコに不思議な緑色の種を渡さなかったら、トム爺さんが息子を本当に勘当していたら、モンバーバラ劇場の芸人たちが、襲われる姉妹を助けに現れなかったら、健気なピピンの姐さんが姉妹と出会わなかったら、スコットがミネアさんのことを勇者に教えなかったら、小悪魔が花を渡さなかったら、 きっと旅は終わりませんでした。 エピローグでアレクが 「勇者が世界を救ったわけではない」 というようなことをいいますが、そういうことです。 優しい気持ち、相手を思いやる気持ち、小さなアドバイス、そういったものが絡み合ってやっとなんとか彼らの旅は完結したのだと思います。 小さな想いが集積して一つのものになり具現化したのが精霊の姿です。 ロザリーもピサロも彼女の中に居ます。 ある意味最強です。 管理人の頭の中では、彼女が育って行ってルビス様になるのですが きっとそれはとても変なことですね（汗）忘れて下さい。 この拙い話に皆さんが感想を寄せてくださるのに勇気づけられてここまで書き連ねてこられました。まだある程度は後日譚を書いていくことになりそうですが完結です。 (実はこれを書いている時点では第一章をまだ書いていなかったりしました・・・・） ここまで、お読みいただいたこと、本当に感謝しております。有難うございました！ 東京ばけもの同人 管理人 ばけ |