こんばんは！ 長々とひたすら続きました能天気ＳＦもようやくご都合主義の幕をおろしました。 いや・・・・実際あの状況で全員が助かるわけはないのですが・・・・・管理人、数年前からいろいろな結末を用意してはおりました。例えば・・・・・・ ★ 皆誰一人戻ってこない ジ「（ぼそ）・・・・人非人・・・・・」 管「え？いや、あなたならそれでも強く生きてくれると思って・・・・」 ジ「あたしはともかく、奴らはどうなるのよッ！」 管「はうッ！」（←投げられたようです） ★ 中尉だけ来る ア「僕としては複雑な複雑な心境だが・・・・」 管「えっと・・・・中尉はジョーをお姫様みたいに大切にしてくれると思うんですが。そしてジョーも中尉の前では淑やかな女性になると思うんですが、あんまりそれは彼女に似合うとは・・・・はうッ！」（←また投げられたようです） ★ マリオだけ来る マ「初めはそうだったよな。」 管「はあ、なんのかんのいって、あんたは彼女の理解者だし、全国一千万の（違）爆破屋を応援してくれる方々もいたし・・・・」 マ「・・・・・・で、なんで成立させなかったんだ？もしそうだったら、あんなことや、こんなことをやってもよかったんだぞ！（←したかったらしい）創造キャラクターの幸せを考えるのが書き手の掟だろうが！」 管「だってあの状況ではあんたは彼女に優しくならざるを得ないし、優しい爆破屋なんて、そりゃあんたがあんたでなくなってしま・・・・はうッ！」（←爆薬で飛ばされたようです） ★ ロマノフだけ来る ロ「そういうことも考えていたのかね？」 管「・・・・・いや、可能性として一番高いのはロマノフさんが来るってことじゃないかと。」 ロ「私の腕を買ってくれるのは嬉しいが、私を生き残すのなら他の誰かにして欲しいものだ。私よりも他の仲間の方が若いし、私は仲間たちに幸せになって欲しいのだからね。」 管理人（ああ、いい人だなあ・・・・でも、ロマノフさんが来てくれれば、ジョーもなんとかくじけず明るく生きてくれそうな気がします） ★ ソーンダイクだけ来る 管「いや・・・これだけは絶対有り得ないと思って考えてもいない・・・」 ソ（無言でやってくる） 管（はッ！：殺気） ソ（背後に隠し持ったバケツからジャーッと管理人の頭に水をかけ、空になったバケツを楽しそうに振り回しながら去っていく）） 管「何か言いたいのならはっきり言ってくれ〜ッ！ ★ カイユンだけ来ない・・・・というか遅れてしまう（←大笑） カ「え？僕だけ遅刻？」 管「そう・・・・必死で泳いで来たけれど、皆、アケルナルで旅立ってしまったあと。みんな無事だったことはエリザベスさんから聞いてわかるけど。」 カ「そんなぁ！そうしたら僕、必死で追いかけますよ！どうやって追いかければいいのかなんて咄嗟には思いつきませんけれど、必死に追いかけます！皆さん僕が死んだって思っているんでしょう？こうして生きているってことを教えてあげなくちゃ！」 管「・・・・といいつつも、仕事屋としてのスキルは特に高いわけでもないので、再会するまで２年くらいたってしまうのだな。」 カ「・・・・う。確かにそのくらいかかるかもしれない・・・・」 管「そして、とある宇宙港に係留されたアケルナルを見つけてタラップを駆け上ってハッチが開くと、懐かしい仲間と再会するのだ。そして君の敬愛するジョセフィーヌさんは、それはそれは可愛いお子さんを抱いて立っているのだ。」 カ「へえ！良かった！アレックスさん、一緒に来てたんですねｖ」 管「え？」 カ「だって、キャプテンとアレックスさんの子供でしょう？」 管「・・・・・・（汗）・・・・・」 カ「何で黙るんですッ！」 管（逃亡ッ！） カ「あっ！逃げた！待ってくださ〜い！」 どれかお好みの展開がありますでしょうか。いや、ここまではほんの冗談です。 実際に昔に考えていた話は、サイトアップした話でもなく、上のどれでもありませんでした。かなり暗い結末で救われない人が何人もいました。 実際、リアリズムの欠片もない話ですが、最後くらい少しは現実味を持たせようとすると、誰かが死んでしまいます・・・・・それは管理人の本意ではありませんでした。 自分が大切に思っていること、思っている人を守りたい。 その結果が悲しいものでは、命がなくなってしまったら、いくら話が綺麗に終わっても悔いがのこる、と思いました。 それはきっと彼らを使って話を書きたかったからではなく、話のなかで彼らを書きたかったからなのだと思います。 はみ出し者で、だけれど、必死に生きていて、一生懸命な奴ら。 助けようとしたら、ご都合主義大全開になってしまいました。 シリアスに終わったほうが良かったのかもしれませんが、この大甘なラストで、管理人は長編を集結させられて幸せです。 鉛筆で紙に書き始めて実に数年以上かかったＳＦ馬鹿話、最後までお読みいただいて本当に、本当に有難うございました。 今、私のよこを家事担当がちょろちょろと動いています。トレイの上にはミルクティーが乗っています。きっとたっぷり砂糖が入っていて咽喉に快い味でしょう。 彼らはこれからしばらくはゆっくりとお休みをとるようです。 でも、またいつかお会いすることがあったら、 再び彼らを優しく見守ってやって下さい。 管理人：ばけ |