ゲームひとこと語り


ブリガンダイン&ブリガンダイングランドエディション

グランドエディションはブリガンダインの強化版で、少し冗長だった3D戦闘シーンが削除され、音声の入ったアニメーションシーンなどが付け足されたバージョンです。管理人が「鰤」とか「鰤蔵」とか言っていたのはこの作品です。フォルセナという大陸で、大陸全土を制覇しようとするゼメキスとその裏にいる何者かと戦いつつ大陸の平定を目指す陣取りのゲームですが、国ごとのキャラクターがモンスターを複数召還して闘いをすすめていくところがこのゲームの要点です。もちろんキャラクターその人が魔法を使ったり剣で攻撃することもできます。選択可能な自キャラは5人。ゼメキスに父王を殺されて国を追われた若干14歳の王子ランス。かねてより南下を目指していた北の国ノルガルドの国王、白狼と呼ばれるヴェイナード。普通の村娘であったが神託により女王となり、周囲からの侵略により止む無く戦う決断をする宗教国レオニアの17歳のリオネッセ。いつもハイテンションで奇矯な行動が目立つ「狂王」と呼ばれるイスカリオ王国のドリスト王。そして南の小国、魔法王国と呼ばれるカーレオンのちょっぴり暢気だがいざというときにはとても頼りになる賢王カイ。管理人は「鰤」時代に本で敵を殴って戦うカイ王が好きでした。(そのあと「やれやれ・・・」とか言ってますし・・・・)巷ではヴェイナードとカイの関係が銀河英雄伝説のラインハルトとヤン・ウェンリーに似ていると噂になりましたが、私はヤン提督よりカイさんのほうが好きですね。カーレオンの騎士で、大陸最強の剣士といわれるナイトマスター、ディナダンがヴェイナードと直接対決するときちょっとした会話があるのですが、実はそれがカイさんの性格を如実に現していると思います。なぜカーレオンに留まる。俺のもとで働かないか。というヴェイナードにディナダンはこういうのです。(正確ではありませんが確かこんな感じ)
 「もしここに飢えた子供が2人いて、パンが1つしかなかったとする。あんたならすぐにどちらに与えるか決断するんだろうな。それが君主というものだ。しかし、カイは悩む。どうしたらよいかと悩みに悩む。・・・・・・そんなあいつの顔を見たことがあるから俺はここにいるんだ。」
そんなこんなでカーレオンでプレイしていると衝撃の事実が発覚したり、カーレオンで一度クリアした後、レオニアでプレイしたら少女漫画真っ青の展開に転がってみたり・・・・・どこの国でやっても数十人というキャラクター全てにきちんとした設定があって飽きることがありませんでした。おそらくゲームバランスとしては易しいと思います。夢の金色ドラゴン部隊を編成するもよし、話を楽しむもよし・・・・・・少なくとも管理人はこれ1つで随分長い間遊びましたですよ!


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