| 2014年も押し詰まって参りまして、2016年の「聖戦.20周年」もいよいよ間近になってきてワクワク感が高まりつつあります。 贔屓のキャラクターが居りますが、基本はオールキャラ寄り、しかし、力及ばず全員の話が未だ書けていない……特に親世代にそれが顕著で(子世代は長編書きましたのでそれなりになんとか……)。さりとて、これから書きつくせるかと言うと、自信が全くありませんので、我が家の「親世代(子世代編にPCとして登場していないキャラクター)、その後設定」を載せておきます。子世代の話に直接出ては来なくても、すべての話に共通でこんな設定がありますことをご承知置き下さいませ。 ゲームのデフォルト設定に反しているやもしれまぬが、個人の趣味の範囲内ということでお許し下さい。 （おおよそ親世代の登場順） シグルド・・・・・グランベル王国、シアルフィ公国の公子。「運命」に立ち向かうも、ブラギ神の預言の通り、ヴェルトマー公アルヴィスの放った炎の最上位魔法魔法『ファラフレイム』により命を落とす。マンフロイに攫われていた最愛の女性であるディアドラの姿をその数瞬前に認めるが、現世での再会は叶わなかった。 ノイッシュ・・・・・主君であるシグルドと命運を共にするつもりであったがバーハラに向かう前、シグルドより『君達は生きて未来を創れ』と命じられ、アレク、アーダンと共に離脱。シアルフィに戻って、生き残りのグリューンリッターと合流。殉ずる覚悟でシアルフィを占拠したロプト教徒たちに戦いを挑もうとした他の騎士達を止めようとするも果たせず、殆どの騎士を失う。その後、王都から退き、地方の小村でロプトの子供狩や戦乱に乗じて略奪を始めた暴徒から人々を守るべく自警団を組織し、その団長として人々の信頼と尊敬を集める。真面目で生硬過ぎる性格は若いころのままで、副団長のアレクからはよくからかわれていた。聖戦後、しばらくしてからオイフェに望まれてシアルフィの騎士団長に就任。新米騎士時代に世話になった、そして、自分達が制止できずに死なせてしまった一番隊分隊長の愛娘を妻に迎えることになる。王都の幅広い層からの信頼をあつめている。 アレク・・・・ノイッシュと行動を共にし、シアルフィに帰還後、自警団の副団長となる。情報収集は自分の役目であると決め、かなり危険な偵察も一人でやってのけた。皆の前では楽天的な態度を崩さず、真面目すぎる相棒の横で絶えず軽口を叩いていた。また、危機的状況下でも、ご婦人達に積極的に声をかけ、「騎士団一の伊達男」の名は常に健在であった。が、戦の中ですべての家族を失い、そのことが知らされたときだけは彼も涙を流した。聖戦後、シアルフィの騎士団副団長に就任。彼の情報網は騎士に返り咲いてからも生きており、時折身分を隠して、城下に繋ぎをつけに行く。一人身ということもあって城下の若い娘達の心を今も騒がせている。 アーダン・・・・ノイッシュ達と行動を共にし、自警団の盾として人々を守った。シアルフィ帰還後、騎士団の歩兵隊長として王都の防衛を任される。自警団時代に王都から避難してきた商家の娘と知り合い、帰還前に結婚している。寡黙なのは相変わらずだが、父を戦で失ったということもあり、家長として必要があれば積極的に自ら動くようになった。家に戻ればたくさんの子供達に囲まれ、よき父、よき夫である。ここぞ、というときにノイッシュとアレクを諌めるのは彼の役どころである。強面であっても「気は優しくて力持ち」ということで、特に城下の子供たちから慕われている。 アゼル・・・・バーハラを幼馴染のティルテュと共に奇跡的に脱出。彼は気付かなかったが、これは、彼の兄アルヴィスとティルテュの父レプトールが彼らを失いたくないがゆえに裏で工作していた事であった。山奥の村に逃れ、純朴な人々に助けられてそこに住み着く。紆余曲折があったが、移住後暫くしてティルテュと結婚。薬草学の知識と、回復魔法を使うことで薬師として認められ、平穏に暮らしていたが、息子のアーサーと共に山へ薬草摘みに出ていた時にフリージの手のものに妻と娘を誘拐される。その後、村人を巻き込まないために放浪生活を送っていた。セリスが挙兵し、アーサーが旅立ってから、世話になった村が子供狩の標的になっていることを知り、単身、魔道の力で村を守るため村に戻る。戦争の終結後、セリス(実際はオイフェ)の要請に拠り、ヴェルトマー城主となる。様々な分野に気を配り、穏やかに国を治めている。甘えん坊の娘と、フリージ王となったもののどこかぶっとんだ性格の息子を心配しつつつ見守っている。 レックス・・・・バーハラでファラフレイムの攻撃をレヴィンの助力で間一髪でかわして離脱。妻のアイラと共に幾人かの兵と共に逃亡を続けるが、自らの母国、ドズル領で追手に囲まれる。圧倒的に数で劣る中、妻と共に獅子奮迅のはたらきを見せ、突破するも、報せを受けてやってきた兄、ダナンが率いる部隊との交戦になる。アイラと部下を守るため、自らの命を投げ出す。 ミデェール・・・・シグルドの命を受け、妻エーディンと共にティルナノーグに逃れた。シグルドから「父親となること」を言明されていた為、すべてのことをセリスに伝える日(セリスの10歳の誕生日)までは、猟師として、弓矢職人として愛情たっぷりに子供たちを育てる。セリスにすべてを教えてからは、父親としての日々を続けたい気持ちを押し殺して、家臣としての言葉づかいを通すなどしていたが、しばらくして、セリスに「私に対しては構いませんが、私よりも年少の者達にはその言葉づかいはまだいけません」と命じられ、訓練の場を除いては暫く父としての役割を続けた。弓を得物とする我が子に対しては、実子だからといって特別扱いしてはいけないという気持ちも相まって厳しく接した。子供狩が近くの街におよび、教会に逃げた子供たちを守って弓を引き続けたが、その後消息不明。教会の扉の前に弓だけが残されており、血の跡がなかったことから、エーディン達はまだ彼の死亡を認めていない。 エーディン・・・・シグルドの命を受け、夫であるミデェールと共にイザーク領内のティルナノーグに住み、セリス達『光を継ぐ子供たち』を「母」として慈しみ育てた。ティルナノーグで娘のラナを出産。セリス達に課せられた重要な役目を理解しつつ、どうして、この子達が、と悩み苦しむ。ミデェールが生死不明になった後は気持ちに整理をつけ、凛として自分のもとから送り出すことを決意する。が、ラナとラクチェに対しては、最後まで優しい母としての顔を忘れなかった。セリスがグランベル王になった後、ユングウィに戻り、父であったリング公の菩提を弔い、城主となった息子レスターが領民に認められるよう心を砕いている。 デュー・・・・「兄貴」と慕っていたジャムカからブリギッドとファバルを託され、海を経由してマンスターへと逃れる。逃亡生活は苛酷であったが彼のお気楽極楽な性格は変わらず、ブリギッドの勝気な生活も相まって傍から見れば凸凹漫才を見ているような旅であった。小村で落ち着き、本来の職業の他に器用な手先を生かして様々な細工物を作ったり、小さな畑を作ったりして生計をたてていた。本人はジャムカへの義理立てもあってずっと弟分の立場であろうとしたが、ブリギッドに押し切られて娘、パティが生まれる。しかし、ファバルのことは『坊っちゃん』と呼び、娘のパティには、自分を父ではなく『師匠』と呼ばせている。子供狩りから救った子供たちのうち親のないものを集めて孤児院を設立。ブリギッドが行方不明となった後、探すも、見つけられず、徴用されてトラキアの鉱山で強制労働させられ、左手の指二本を失う。戦の後ブリギッドを探し、奇跡的に再会。一応弟分であろうとしてみたりしたが、またブリギッドに押し切られて「亭主」となっている。嘗ての仲間を訪ねる旅を続けている。 アイラ・・・・夫レックスと共に部下達と共にバーハラから逃れ、彼が身を呈して追撃してきたダナンを食いとめ命を永らえる。左腕に深手を負い、右手一本で剣をふるい、それでも何十人もの追手を退けた彼女であったが、イザーク領に入る直前でマンフロイの手のものの魔法による攻撃で捕縛される。自分の命を何かに利用される気配を察知し、自刃しようとするも果たせず、イード神殿まで護送され、石化される。「ロプトの最後の姫」サラの「場」に対する石化解呪魔法により、ごく緩やかに石化は解けつつあるが、彼女の時が再び動き出すのは今のままでは何十年かの後である。 ジャムカ・・・・バーハラのアルヴィスとの謁見時、ファラフレイムの一撃をかわすも、その場で仲間を守り弓を引き続けて交戦中に命を落とす。ブリギッドを騙してまで弟分に託した最愛の妻と息子の無事を信じ、幾人もの仲間を救い、クロード神父に看取られた彼の最後は安らかであった。 ディアドラ・・・・・マンフロイに攫われて以来記憶を奪われ、アルヴィス卿の妻として平穏な日々を送っていたが、息子ユリウスがマンフロイと接触してから残酷な面を見せるようになったことを憂えていた。目の前で『逆賊』として処刑されたシグルドの最期を目にして以来、少しずつ記憶が戻り、アルヴィスは己の罪に彼女が気づくことを恐れていた。ユリウスが暗黒魔法でユリアを殺そうとしたときにマンフロイの暗黒魔法に絡めとられた記憶がフラッシュバックし、過去が完全に蘇るも、娘を守るために息子の手にかかって死去。天上から子供たちを見守ることになる。 ホリン・・・・オードの血をひくが傍系であった彼は、シグルドの命を受け、ティルナノーグの子供たちを陰から守る役目を受ける。子供たちの存在の秘密に近付いた敵の殆どは彼が屠ったと言っても過言ではない。子供たちの中でも、オードの直系であるシャナンに対する思い入れは強く、まだまだ未熟な彼にイザークの武人としての心構えと剣技を教えたのは、彼であった。シャナンとオイフェ、そしてエーディンとミデェール以外の子供たちは彼の存在を知らない。アイラがイード神殿に送られたという噂を聞き、救出に向かうがその後の消息はわからない。彼女と共に石化させられたという噂もあるが定かではない。 ラケシス・・・・バーハラで、ファラフレイムで灼かれそうになるも、夫ベオウルフに助けられてフュリーの天馬にひきあげられ、離脱。その後、ベオウルフの約束の通り、彼女の兄エルトシャンの妻の縁があるレンスターに辿りつき、そこで娘ナンナを生む。ベオウルフが「真面目すぎて堅苦しいが、信頼はできるしいじって遊ぶには面白い」と言っていたフィンを夫の舎弟のような者だと理解しており、夫の代わりに彼を叱咤激励した。キュアンの遺児リーフとナンナに対してはかなり厳しい教育をしたが、それは彼女が親の愛に恵まれなかったゆえの不器用からくるものであった。美しく、常に強気な彼女はレンスターに嵐を起こしたが、彼女に心酔する重臣も多かった。夫ベオウルフの噂をきき、単身でイードへ向かい行方知れず。その後、フィン達によって石化していたことが判明する。彼女もアイラと同様、今の状態では数十年の後に石化から解放されることになる。 レヴィン・・・・・バーハラでシグルドの命こそ救えなかったが、彼の風魔法フォルセティは多くの仲間を救った。「俺はあとから必ず行くからお前は約束した場所で待ってろ。」との言葉通り、三か月後にシレジアでフュリーと子供たち再会。山奥の小屋で暫く幸せな日々を過ごす。病を得た妻に対してお得意のおちゃらけで励ましたり、吟遊詩人としても修練を積んだ笛で慰めたりと、子煩悩の愛妻家であった。マンフロイの魔手が迫り、シレジアを守るために家を後にするが、それ以来消息不明。実際はマンフロイの魔法を受け、瀕死のところを「人と共に在る最期の龍神」フォルセティからの接触を受け、体と意識を彼に貸すことを条件に命を救われる。フォルセティは人をかなり冷徹に導いて行くが、はからずも奥底に眠るレヴィンの意識によって少しずつ変えられていく。戦いの終結と共に体を失うが、魂は風の精霊に守られて子供たちを、人々を見守っていく。 シルヴィア・・・・クロード神父と「絶対に死なない」約束をし、バーハラでは姉と慕うフュリーの傍に常に在って、彼女と、ラケシス王女と三人で天馬で逃れる。ブラギ神の預言の通りクロードとダーナの近くで再会後、クロードは医師として、彼女はその手伝いとして暮らしていたが、その後夫婦となる。二人の子を得て一時的に幸せな生活を送っていたが、新たな預言がブラギ神から下り、二人の子をダーナの街で手放す。暫くは子供たちを陰から見守っていたが、自分達の存在が二人を窮地に陥らせるもとであるとの判断からダーナを離れる。結果的に二人を捨てた自分をシルヴィアは許せず、子供達に会う資格はないと考えている。戦乱を生き抜いたはずだが、彼女の所在は未だわからない。 ベオウルフ・・・・最期まで言葉も行動も変えることなく、傭兵としての道を貫き通した。バーハラに臨んだのも、いろいろ面倒だが前もって貰った給金の分はもう飲んじまったし、やっぱ働かなくてはいけないからなあ、というものであり、ラケシスをかなり怒らせた。しかし、信義は通す彼であるから、嘗ての仲間、アイラがイード神殿で石化しているという噂を聞き、おそらく最も近い場所におり、最も自由が効く立場にあるということから、砂漠のオアシスから神殿に向かう。自分も石化しかけながら救出を試みるが果たせず、神殿で解呪されるまで数十年の時を待っている。 フュリー・・・・「何か起こったら騎士とか何とか考えずお前はすぐに逃げろ」とレヴィンに言われ、その言葉通り、ファラフレイムの最初の炎のほとばしりを目にした瞬間、シルヴィアとラケシスを天馬に引き上げて上空に逃れた。その後、シレジアの山間の山小屋でレヴィンと再会。幸せに暮らすも、病に侵され、自分の人生の終結を悟る。一人娘に天馬との心の結び方、空の飛び方を教え、風の精霊を感じることができるようになった息子には、民を守る王となって欲しいと人を慈しむことの重要性を別れの時まで説き続けた。彼女の遺言は、風が吹き、空の見える場所で眠りたいということで、山小屋に程近い峰に墓碑が据えられている。 ブリギッド・・・・ジャムカと共に仲間を守るために殉じようとしていたが、夫の巧妙な策略で、デューとファバルを守ってバーハラから離脱。海途中、海賊時代の部下、言葉の不自由な大男ガルグを仲間にし、海上からレンスター方面に逃げる。小さな村に落ち着きその猟師の腕で生計をたて、デューにも助けられてファバルを育てる。いつまでもジャムカの言葉に従って自分を弟分として手助けするデューにいらいらし、それが恋心だと気づいて自分から半ば強引にアタックしてパティを授かる。その後、孤児院を始めるが、きな臭くなった辺りの様子を調べに出たまま行方不明となる。実際は、敵から逃げる途中に崖下に落ち、記憶を失って、レンスターの解放のために戦いを続けていた。紆余曲折の後、記憶を取り戻した彼女はデューと再会。今は彼と一緒に昔の仲間たちを訪ねている。デューとの間に三人目の子供を身籠り、王族としての身分を回復する積りは全くないが、妹のエーディンのもとには時々逗留している。 クロード・・・・ファラフレイムのもたらした地獄図絵の中、預言が現実のものとなった無力感に苛まれるが、最期まで希望を捨てず弓をひいたジャムカを看取ったこと、シルヴィアと「死なない約束」をしたことで積極的に生きようと思いなおす。預言に従い、神杖ヴァルキリーの杖もデューに託してしまい、彼は信仰と何本かの回復の杖のみを頼りとし、シルヴィアと再会を果たす。その後医師としてダーナ近くの村で暮らし、シルヴィアと契りを結んで二児を得ていたが、新たな預言により二度と会わない覚悟で二人の子供を手放し、エッダ当主の自分といてはシルヴィアに危険が及ぶと彼女とも離れて世捨て人のような生活をしつつ、行く先々で病人や怪我人を癒していた。その後の彼の行方は杳としてしれない。 ティルテュ・・・・アゼルと共に奇跡的にバーハラから逃れ、アゼルと共に山間の村に流れ着き、村人に暖かく迎えられる。その後暫くしてから夫婦となり、時折喧嘩しつつも暖かな家庭を築く。その後娘のティニーと共にアゼルの留守中にフリージへと攫われる。フリージで、自分が怪我ひとつせずバーハラから逃れられたのも父親の計略あってこそであったと知り、シグルド軍の仲間に対して、大きな負い目を感じ続けた。フリージでは、ティニーを安心させるために明るく溌剌とふるまっていたが、聖痕がイシュタル公女に現れ、ティルテュとその娘の価値が下がったこと、、彼女の父レプトール卿の忠臣達がヒルダ達によってフリージから追われたことにより、精神的に追い込まれ、病を得、イシュトーら数少ない味方に看病されるも、夫や子供たちの無事を祈りながら亡くなる。 |