キャラクターに50の質問

(ノイッシュ・アレク・アーダン･･･シアルフィ三騎士）

回答時期は子世代終了後、オイフェのもとで再び騎士となって暫くしてから

01　お名前は？
「俺がアレク、こっちのやたら堅そうなのがノイッシュ、でっかいのがアーダン。」
「おい、人にものを訊かれたら一人ずつ返答するのが礼儀だろう。それに正式には姓まで名乗らねば名前を答えたことにはならん。申し訳ない、今、改めて自己紹介を…」
「まあまあ、ノイッシュ、ここはざっくばらんな席だと聞いている。アレクの返答は軽すぎるがお前もそれくらいで目くじら立てるな。…ということで、宜しく頼む。」
02　性別？
「男性です。」
「あのさー、見てわかるよな？正真正銘の健全な男だぞ。」
「(笑)これも形式なのだから、普通に答えればいいだろう。間違えることはないだろうが俺も男だ。」
03　出身地は？
「我々は三人ともシアルフィ王都の出身です。」
「子供の頃に出会ったことはあるはずなんだが、つるむようになったのは、騎士見習いとして城にあがり、同室になってからだったな。」
「一口に城下といえど広い街だ。不思議はない。俺の実家はシアルフィ城から最も離れた場所であったしな。」
04　現住所は？
「途中色々あったけど、また王都に戻ってきたんだよなー。三人とも騎士団宿舎の近くに居室を貰ってる。」
「俺とアレクは常に城内で寝起きしている。」
「アーダンの自宅は城外にあって週末はそっちに帰ってる。いいよなー、嫁ちゃんも、お子ちゃま達もかわいいよな〜。」
「おいおい、自分のことは自分で言うぞ。それに、嫁や子供を可愛いと思うなら、お前は浮ついていないで、早く身を固めろ。」
05　地位・身分・職業等は？
「オイフェ陛下より、シアルフィ騎士団、グリューンリッター団長を拝命している。」
「俺は副団長ね。役割的にはこいつがどーんと真面目に構えてて、俺は遊撃職って感じ？」
「俺は歩兵団長の職をいただいている。機動性のある業務統括は二人に任せ、日常的な城や要所の守備を任されている。」
06　家族構成は？
「父は病で早世しています。今は、母と、二人の妹がおります。妹は共に嫁いでおりますが、うち一人は戦で伴侶を亡くし、姪と共に母と暮らしています」
「んー、両親と兄と弟、が居たんだけどな。……」
「…それ以上はもういい、アレク、察して下さるだろう。俺もあの戦の終戦直前に父を亡くしている。今は母と弟が二人、妹が二人。一番下の弟は平和になってから生まれたので、俺が父親代わりでした。あとは嫁さんと子供が二人。」
07　まわりからどんな性格だといわれていますか？
「おお、こりゃあ、互いに言い合えばいいんじゃね？っと、まず俺から言わせて貰うとだな。ノイッシュはとにかく生真面目でド真面目で阿呆みたいに真面目で、堅すぎる。まあ、面白みがないとも言えるが、実はいじると最高に面白い。アーダンは、口下手で重い、堅い、遅い、遅すぎる。裏返せば抜群の安定感誇ってるよな。走るの遅いけど。」
「……お前のは性格を紹介しているというより、茶化しているのじゃないか。……アレクは、要するにこういう奴です。軽い奴ではありますが、本当のところ以上に軽さを装っている部分もあるので、侮れないといえば侮れないです。アーダンは、アレクのいうように安定感がありますね。堅実で、困難なときにも慌てることが無い頼れる男です。」
「褒められるとくすぐったいぞ。ノイッシュは責任感があり、公正で裏表が無い性格だ。少しつっぱしり気味なところがあるがな。アレクは、やりすぎの感もあるが、場の雰囲気を前向きに持っていく話術や明るさは得難いものがあるな。」
「つまるところ、三人で相互補完してるってことになるかな？」
「ま、そういうことになりそうだ。」
08　自分の性格はどうだと思いますか？
「……固過ぎるという自覚はあるのだが、こればかりは生まれつきの性分で変えようも無い。もう少し柔軟性を持たねばならんと肝に銘じているのだが…。」
「わかってたのか？んー、俺は自分の性格はかなり好きだけどな。やりたいようにやるんで、駄目っぽいときには突っ込みをよろしくな。」
「アレク、今ノイッシュの眉間に皺が寄ったぞ。叱責する言葉を飲み込んでやりたいようにやらせてくれている団長殿に感謝しろ。俺は、…不言実行を美徳だと思ってきたが、有言実行に変えていかねばならんと思っている。」
09　どうしてもなおらない癖はありますか？
「……どんなことでも必要以上に堅く深刻にとらえるのが癖といえば癖か…？」
「何かありそうなところには自分から首を突っ込んでいくことかな。あとは可愛い子とお近づきになること。ぐはっ(←二人に殴られる)
「お前が不穏当なことを言うと反射的に手が出るのが癖になりそうだ。…冗談はさておき、俺は、意見交換のときに聞き役に徹してしまうことが癖らしい癖だな。
10　口癖は何ですか？
「自分では認識していないのだが……」
「『お前はそれでもグリューンリッター副団長か!!』っていうのが口癖だろうが(笑)。ま、確かに癖って程の癖はないか。俺は…なんだろ？口癖じゃないが、『口調が軽い』のは認める。」
「俺の場合は『口が重い』、だな。」
11　長所は？
「いつも前向き。深刻にならない。場の空気を盛り上げられる。先入観なく初対面の人間と話せる。どーだ。異論はあるまい。」
「認めよう。…どれも俺にはない特質だしな。…俺に長所はあるのだろうか。生硬すぎると誰からも言われ、自覚もある。」
「ノイッシュは責任感があり、公正で、そんな風に物事を謙虚に考えることができるのが長所だな。」
「アーダンはそうやって、他者の言葉を聞き、尊重して対応できるところが大きな長所だと俺は思うよ。」
12　短所は？
「(頭を抱える)だから、俺は生硬すぎるのだろう?以前、陛下からも呆れたように言われたぞ。」
「まあまあ、陛下は笑ってたし、俺みたいな軽いのが副団長やってんだから丁度いいんだって。あ、俺の短所は軽すぎるとこね。」
「俺は親しくない人間の前では無口なところが短所だな。…この三人でいると饒舌になれるのだが」
13　好きな食べ物は？
「体を使う食のせいか、やはり肉料理を好みますね。あとは煮込み料理。」
「うん、肉は基本だろ、まだ胃がくたびれる年でもないしな。そういえば、見習い時代に遊びにいたとき、妹ちゃん達の作ってくれたシチュー、絶品だったよな。」
「……そして、お前は散々色目を使っていたよな。」
「いいじゃんか。オヨメに行く前だったんだし、色目使ってもぜーんぜんなびかなかったしー。さっすがお前の妹だと血涙流しながら感心したぞ、当時の俺。アーダンはどうよ。」
「無論肉は好きだが、俺は野菜も好きだぞ。温野菜は体にもいいしな。」
14　嫌いな食べ物は？
「騎士たるもの、食物に嫌いなものなどあってはならん！」
「そーだけどさー。出されりゃ全部ありがたく食べるけど、苦手はあんだろ?俺は魚を醗酵させた奴とかかなり苦手だぞ。…いや、ないか。そういや、長い付き合いの中でお前が苦手にしてたものってないわ。」
「……(←実際にはあるのだが、口に出して言わないので、ばれていない。)」
「俺は極端に甘いものが苦手だな。家族には感謝されているが。」
「どうしてだ。」
「そういった菓子を家で食べる時に、俺の分は子供らにまわすからな。」
「……あー。はいはい、ごちそうさま。」
15　座右の銘は？
「己の信ずるものに命を捧げよ」
「結果ではなく努力することが尊い」
「やらずに後悔するよりやって後悔せよ。迷ったら声をかけよう♪」ぐはっ(←殴られたようです)
16　好きな単語は？
「忠誠、公正、、寛容、礼節、奉仕…といったところか」
「努力、謙虚、慈愛……」
「単語で、人様の前で大っぴらに言えるものっていったら、愛でしょ、愛」
17　趣味は？
「鍛錬、だな。」
「ちょっ、まじかよ。仕事＝趣味、はんたーい。」
「鍛錬は仕事ではない！仕事を遂行するには鍛錬が必要なだけだぞ。」
「はいはい、言ってろ。」
「俺はちょっとした大工仕事が趣味といえば趣味だな。今は下の子の椅子を作っている。」
「ほーら、こういうのが趣味って言うんだ。」
「なら、お前はどうなんだ。」
「言わなくてもわかるでしょうが。可愛い子と会話とかその他いろいろなことを楽しむこと。その子にとって初めてのことを優しく手取り足取り教えてあげて満足してもらったら俺は本望、ぐはっ(←殴られたようです)
18　特技は？
「剣」
「槍」
「ちょっと剣、ちょっと槍」
「認めん、お前の特技はナンパだろう。」
「……特技じゃないって。生まれついての標準装備を有効に使ってるだけだから。お前もやる気さえあればやれるってば。」
19　今一番欲しいものは？
「世界の平和」
「同感だ。」
「右に同じ。平和じゃないと仕事が忙しくなって、おちおち城下にも出られない……」
20　今すぐにでも捨て去りたいものは？
「捨ててよいものなどないと思っている。」
「アーダンもそう思うのか。俺も同じだ。いや、一つあるか。」
「何だよ？」
「……今俺のとなりにいる、副団長。」
「ひっでえな。俺の場合は、青臭かった頃のあーんなことやこーんなこと、かな。当時はいけてると思ったんだが、今は赤面モノ以外の何物でもないんで。
21　宝物は何ですか？
「物質的なもののことだろうか。だとすれば…(首から金属のメダルをつけた丈夫そうな革紐を引っ張り出す)グリューンリッターに配属された時にいただいたこのメダルだな。叙任式の後、シグルド様付きの騎士に任じられた後、俺達はシグルド様ご自身からこのメダルを拝領したのだ。横で、アーダンとアレクも同じように首に下げたメダルを抜き出している)ああ、お前達もか。」
22　今旅行してみたい場所はどこですか？
「俺はレンスターに行ってみたい。」
「ああ、俺もだ。」
「奇遇だな、俺もそうだ。」
「旅行というよりも……俺はエスリン様の……」
「(うなずく)亡くなられたのは砂漠においてだということだったが、墓所はレンスターにあるそうだからな。」
「職務上、すぐには実現できそうにないが、引退してからでも、花をお手向けしたい。」
「……エスリン様は城内の果樹園に咲くリンゴの花がお好きでいらしたよな。……シアルフィのリンゴの枝を持っていって平和になりましたよって、是非お伝えしたい……そして、フィンに会って、いろいろとアルテナちゃんとのことを根掘り葉掘り訊ねてあわあわさせて楽しみたいものだねえ。」
「……お前、いい性格してるな。」
「おお、褒めてくれるか。ありがとよ、相棒ｖ」
23　お酒は飲めますか？
「ああ、飲める……この三人は酒量としてはごく普通だろう。弱くもなく、うわばみもいない。」
「何上戸かは三人違うがな。俺はあんまりかわらん。普段に輪をかけて陽気になるくらいらしい。アーダンはかなーり喋るようになるぞ。人変わったように。そして、ノイッシュは説教魔になる。仲間内でやってるときはいいんだけどな。流石にシグルド様やキュアン王子、レックス様、アゼル様、ジャムカ様、素性がわかったあとのレヴィン様の前でガンガン説教したときには、他人のフリしようかと思ったぞ。普段が礼儀正しい分、落差が怖いぜ。…アゼル様とレヴィン様除いて笑ってらしたが(アゼルはびびり、レヴィンはデコピンをかました)。」
「言ってくれるな。……その話は前にもされたが、完全に記憶が無い。」
「シアルフィ奪還までは酒断ちをしていて、その後はあまり痛飲はしていないし大丈夫だろう。」
「あの酒断ちは辛かった。ノイッシュに付き合って俺も酒断ったけど、やるんじゃなかったって幾度も後悔したぞ。」
24　煙草は吸いますか？
「若い頃、先輩に勧められて一度吸った事が、俺にはどうも体質的に合わないようだ。」
「酷く咽ていたもんな、ノイッシュは。俺は咽ないけどやらない。あんましうまいと思わんし。」
「若い頃は煙草を買うのだったらメシ代に回したかったし、吸う習慣がつかなかったな。」
25　好きな異性のタイプは？
「異性というより、真面目で、裏表がなく、自己に厳しく他者のために尽くせる人間が尊いと思う。」
「なんかそういう子いたら『もっと気楽に生きていいんだよ〜』って助言したくなるわな。俺は、情が深い可愛い子がいいねえ。」
「お前は付き合い方が軽くて好かん。俺は誠実なことや優しさが重要だと思うよ。」
26　嫌いな異性のタイプは？
「他者を蔑ろにする者」
「同感だな。裏返して、自分のことだけを大事にする者も問題だ。」
「うん、俺の場合、しつこすぎる子も困るなあ。」
「……しつこくならざるを得ないことをするなよ。」
27　好きな異性は誰ですか？
「嫁さん」
「俺はいない。」
「ノイッシュ、今から枯れてどうすんだよ。」
「枯れてるわけではない！お前はどうなんだ。」
「いやいや、一人だけあげるのが無理なだけさ。俺の騎士道はすべての女性に捧げるものだしね。」
28　嫌いな異性は誰ですか？
「特には思いつかないのだが。」
「そうだな、俺も同じだ。」
「俺は思いつくんだがー、ここで名前を挙げるといろいろ支障があるんで勘弁してくれ。」
29　親友は誰ですか？
「こいつら二人……っていってもいいよな？」
「(笑いながら頷く)」
「(苦笑する)親友というより腐れ縁という感じではあるがな。」
30　こいつとは絶対に友達になりたくないという人は誰ですか？
「あまりそういった感情を持とうとは思わないな。歩み寄る姿勢が大切だ。」
「ふーん、俺は口には出さないけれどいるなあ。」
「お前は表面的には誰にでも愛想がいいからな。俺も居るにはいるが『なりたくない』のではなく『なれない』といった風だな。」
31　苦手な相手は誰ですか？
「正論ぶちかまして猪突猛進気味のノイッシュが苦手だ。あと長考にはいっちまったアーダン。両方とも性格に違いはあるけど頑固なんで押しても引いても動かん。」
「俺は嫁さんかもしれないな。なんというか、俺のことをいろいろ心配しすぎでな。」
「俺は…」
「あー、ノイッシュ、お前のことはよくわかる。一番苦手なのはおふくろさんだろ。」
「……反論できない自分が恥ずかしい。あとは何か企んでいる陛下が苦手だな。陛下には何をどうしたって敵わないからな。」
32　尊敬する人は誰ですか？
「バイロン様」
「シグルド様、そしてオイフェ陛下」
「そして、人々を守るために身を挺してはたらいた人々全て……だろ？」
(二人、頷く)
33　将来の抱負は？
「騎士団長としてシアルフィの安定と平和のために力を尽くし、それを成し遂げること。」
「シアルフィの民、また、この地で暮らす他国の民を含めた人々の守る盾となること。」
「そして、騎士団勇退した暁には、かわいこちゃんに囲まれて悠々自適の薔薇色生活を、へぶっ(←殴られたようです)
34　今までの人生において、後悔したことは何ですか？
「……バーハラでシグルド様と運命を共にしなかったこと。」
「まだそれを言うのか？我らが生きてシグルド様の意志を次代に繋ぐことはシグルド様ご自身の命であったのだぞ。」
「……アーダン、俺のために言ってくれているのはわかるが…お前も騎士ならば…微塵の後悔もなかったわけではあるまい。」
「……」
「俺は、それについては後悔しちゃいない……ただ、何もできずにシグルド様を死地に向かわせてしまったことが後悔だ……ちくしょう、きっと何か少しでもできたはずなんだ。あの時。」
35　今までの人生において、最も幸福だった瞬間は？
「シアルフィ城がセリス様によって奪還されたという知らせを受けたときと、オイフェ陛下が即位したと知らせを受けたときと陛下に再会したとき……ああ、最も、といわれたのに三つも答えてしまったな。」
「いいじゃないか。三つとも繋がっていることだしな。アーダンはそれにヨメちゃんと結婚した時や子供が生まれた時も入るだろ、っていうか入ってなくちゃ駄目だぞ。」
「無論だ。だがそんなにはっきり言ってくれるな。流石に照れる。」
36　一つだけ願い事がかなうとしたら、何を願いますか？
「やはり、世界の平和を。」
「そうだな。子供らが安心して眠りにつける日々が続くように」
「俺は、俺が最後まで自分に恥じることなく生きられるように…って、こりゃあ、願い事じゃなく、自分を律してやり抜くことだな。」
37　ありあまるほどお金があります。さぁ、どうする？
「おお、んじゃ、早速城下に繰り出して……のわっ！」(←叩かれたようです)
「グリューンリッター副団長の言葉とも思えん！自分の為でなく、他者のために使うのが筋だ！」
「俺は、陛下にお任せする。陛下に任せておけば一番いい使い方をして下さるだろう。」
38　生まれ変わったら、何になりたいですか？
「今の自分以外には考えられないのだが…何か違うものになろうとするのは逃げだと感じる。」
「えー？そう思っちゃうわけか。もっと気楽に考えろよ。人間以外だったら鳥やペガサスになって空を飛んでみたいな、俺は。人間だったら、レヴィン様みたいに旅の吟遊詩人って奴をやってみたい。女の子ともお近づきになれそうだし。」
「騎士でなかったら…そうだな。何かを作り出す職人を目指してみたいと思う。」
39　もし自分が違う性別だったら、何をしてみたいですか？
「んむううううううううう。」
「どうしたアーダン。」
「強面で男からも一歩引かれる俺が女性になったらどんな姿になるのか想像したら唸ってしまった。……そうだな。女性になっても俺は怪力だろうから調理場ででかい鍋なんぞをかきまわしているのが似合うかもな。食うことはすきだし。」
「…………」
「どうしたんだ、アレク。」
「アーダンが女性になったのを想像したら頭ン中ぐるぐるした。うーん、俺は、シルヴィアちゃんみたく踊ってみたいかな。折角女の子になるんだから、男じゃやりにくいことをやってみなくちゃ損だ。」
「…………そうか。むう、俺は女性になっても騎士を目指すだろうと思っていたがお前の言うことにも一理ある。女性にしかできないこと……そうだ、天馬騎士を目指すか。」
「お前、どうしても騎士からは離れられないのかよ。」
40　もし明日世界が滅びるとしたら、何をしますか？
「できることを最後まで。陛下が一番よい道を示して下さるだろう。俺はそれを信じて力を尽くすのみだ。」
「いわれたことはきっちりやりぬくぞ。ただ、何してもいい、ってんなら、怖くて泣いている子を抱きとめて、震えをとめてやりたいね。とにかく、何かできることは最後の一秒まで誰にだってあるはずだ。」
「そして、……滅びが運命であろうと、すべてが無に帰するわけではないしな。俺達はそれをよく知っている。」
41　幼いころ、なりたかった職業等は？
「グリューンリッター。ある意味騎士団に向かって一直線の少年時代だったな。」
「んー、俺のおやじさんは騎士の装備とか手配する事務屋だったからな。小さな頃は商売人になりたいと思ってた。十歳過ぎた頃からはノイッシュと同じだ。」
「俺は騎士団ではなく、父のあとを継いで警備の仕事をしたいと考えていた。グリューンリッターに入れるとは思ってもみなかったな。」
42　今の地位・身分・職業等をやめたいと思ったことはありますか？
「一度も無い。毎日のように、自分がこのような役を続けていけるのか自問してはいるが、栄誉あることだと受け取っている。」
「うーん、城下で『グリューンリッター副団長』って名乗っても、冗談キツイとかいわれて本気にしてもらえなかったりするんだよな。で、自覚にかけるっつーかなんていうか。第一、ノイッシュと腐れ縁で付き合ってたら漏れなく副団長役が降って来ちゃったんで、この腐れ縁を断たない限りは身分が変わらないし、腐れ縁を解消する気はないし、つまり、積極的にやめようと思ったこともないけれど、あんま積極的に続けようと思ったこともないんだよなあ(笑)。」
「俺はないな。自分が成すべき仕事を与えられていることに感謝して働き続けたい。
43　今の地位・身分・職業等をしていてよかったことは？
「微力ながらも、シアルフィの安定と平和に貢献していけること。」
「ああ、シアルフィの復興を自分の目で見て実感できているしな。」
「そうそう。それに騎士団所属って言うと、酒場の女の子の受けがいいんだよな。おぶっ(←殴られたようです。)
44　今の性別でよかったと思ったことは？
「俺は体がでかいしこのご面相だし、腕力ばかりが取り得だからな。男でよかったよ。」
「女性騎士を否定する気はないが、やはり体力や筋力の点ではこの性別であったことに感謝する。」
「男だからこそ、女の子に声かけられるんだしなｖ」
45　母親に一言。
「もう俺もいい年なんだから、あまり心配しないでくれ。騎士団長として家の名に恥じないふるまいをし、この身を捧げるつもりです。母上もご自愛下さい。」
「もう還暦が近いのだから、働き過ぎないように。母さんはよく無理をするから心配だ。いつも嫁さんによくしてくれて有難う。」
「俺は元気でやってるよ。相変わらずのお調子者だが、人を泣かせるようなことはしていないから安心して。そっちに行ったらたくさん話をしような。待っててくれ。」
46　父親に一言。
「幼い頃の思い出は今もはっきりと覚えています。厳しくも優しい父上が大好きでした。私が使命を果たせるよう、どうか見守っていてください。」
「よく痛むといっていた古傷はそこでは痛まないのだろうね。家のことは任せてくれ。父さんを継いで街を、国を守る今の仕事に誇りを持って取り組んでいくよ。」
「副団長なんて大層なもんになっちまって、そっちで苦笑してるんじゃないか？俺には似合わない肩書きだけど、父上殿の分までここで頑張るつもりだよ。大丈夫大丈夫、俺、やるときはやるから。」
47　敵キャラの誰かに一言。
「シアルフィの平和を脅かす者はグリューンリッターが黙っていない。」
「退けばよし、さもなくば、この槍でお相手しよう。」
「はいはい、絶対に許さないんで怪我しないうちに降伏お勧めするぜ。……手加減、なしだからな。」
48　ファンのみなさんに一言。
「……あ、あり難いことだが、我々にかかずらわっているより、あなた自身の仕事に打ち込むことが良いのではないだろうか？」
「上ずった声して真顔で言うなよ。好意は謹んで受け取るべきだ。皆、ありがとー。応援してくれた分だけ俺達は強くなれるからね。これからもヨロシク！な、アーダン。」
「本当に感謝している。だが、騎士団というものは時には命のやり取りをする役目なので、あまりそういった対象にしないほうがいいかもしれない。」
「ああ、確かに。俺達の手は既に血で汚れているからな。」
49　こいつだけには、一言いっておきたいというのがあったらどうぞ。
「嫁さん貰ったシャナンやフィンに、この場を借りて的確なアドバイスを一発かましてやったほうがいいか？」
「！やめておけ！……俺はお前に一言いいたいぞ……って、いつも言っていることだが、もっと騎士としての矜持をもって行動しろ！」
「…………俺はお前達二人に言いたい。俺たちだけのときはいいが、部下の前ではそういったやりとりはするなよ。漫才にしか聞こえん。」
「えー？俺は漫才やってるつもりはないんだけどな？」
50　自分の創造主に一言。
「あなたが俺達の運命の支配者なのか？この世界が平穏でありますように。」
「右に同じく。そして、ノイッシュに早く嫁を！俺には可愛い子を一杯！」
「またお前はそういうふざけたことを！鍛錬場に出ろ！その精神、叩きなおしてやる！」
「……だから、そういう会話が漫才だというんだ。……(苦笑しつつ)こういったやりとりができる日々がいつまでも続きますように」


戻ります